腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

競争社会の現実。

2013年01月09日 22時39分23秒 | 日記

 職場の「中間管理職」的立場ののスタッフが突然降格させられると聴かされ大変驚いた。

 しかも、今の本人のポジションに、新しい人間が新たにきて、その下につくという人事。

 実質の肩たたきである。

 本ブログでも、ニューヨークの洗礼で取り上げた人物だ。たしかに、この人物が学者として一つの部署の「長」となるには荷が重すぎるとは周囲も感じてはいたが、マネージメントがうまく、これまでしたたかにサバイバルしてきただけに、今回の決定には本当に驚かされた。部下の立場である私でさえ、彼に「してやられた」ことは幾度となくあるぐらいである。(苦笑)私自身も、サバイバルするために、個人的な人間関係をたよりに、他の同僚との共同研究に徐々にウエイト移していき自分自身の身を守ってきた。

 競争社会では、やはり大切なのは「実力」。

 もちろん、たとえ十分な実力があっても政争に敗れることもあろう。

 しかし、真の実力があれば、舞台がかわっても次のチャンスが与えられる可能性が高まる。

 

 一昨年秋になくなった大御所の先生がよくおっしゃっていた言葉がある。

 「自分のことだけに集中しなさい。お前には考える頭があり(頭を指で指しながら)、いい腕(両手先をすぼめるような動作をしながら)があるじゃないか。ほかに何が必要なんだ。どんなことでも自分自身の力で切り開いていけるじゃないか。」

 人生何がおこるかわからない。

 ただ、何がおこってもサバイバルできるだけの実力はつけておかないといけない。

 


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