☘️10月18日(水)☘️
K148 黄色い星・黄色い種・音5
一流にこだわり、美と調和を追求する「黄色い星」
物事のルーツから知りたい知識欲旺盛な「黄色い種」
中心を定めると底力を発揮する「音5」
自分の欲望に忠実になる日。
生活の中で小さな偽りが積もると、
気づかないところで、
自分にブレーキをかけてしまう。
欲求に忠実になると、
具体的な表現手段が見つかる。
人真似ではなく、
自分の内側に目を向けよう。
自分自身が納得するまで、
妥協せず挑み続けるキンナンバー。
〈不思議な話シリーズ〉〜天国は真っ暗!?〜
数年前、その頃高校生だった娘が、
不思議な夢を見たと言って、
電話をかけて来た。
その頃娘は、
離島の高校に行っていたから、
寮生活をしていた。
電話の向こうで、
娘はちょっと興奮した様子で、
次のような話をした。
『おじいちゃんが久しぶりに夢に出て来たよ。
今までおじいちゃんは、
いつも病院のベッドで寝ていた夢だったのに、
昨日は初めて、病院じゃなかった。
海の家(義父が建てた海のすぐそばにあるセカンドハウス)
の庭で遊んでいたら、おじいちゃんが、
空からきらきらひかるエスカレーターに乗って、
降りて来た。
「あれ、おじいちゃん、死んだんじゃなかった?」
って聞くと、
「うん、死んだよ。」
って答えたから、
「天国行ったの?天国って、どんなところだった?」
って聞いてみた。
すると、
「真っ暗なところだよ〜。」
とおじいちゃんが言って、目が覚めたんだけど、
天国って、真っ暗なところなの!?
怖いんだけど……。』
時々、不思議なものが見える娘は、
最近、何かが見えるということには、
慣れて来たようだが、
さすがに天国が真っ暗だというのは、
不安な気持ちになったようだ。
確かに、それは私も困る。
いつかは行きたいと目指す場所が真っ暗なのは!
その時、ある事を思い出した。
私は娘と違って、
全くそういう霊感みたいにものはないが、
中学生の時、その真っ暗な世界を
想像したことがある。
授業中、首を触った時、
耳の下のところにコリコリしたものがあった。
今、考えるとリンパ腺が腫れていたのだと思うが、
その時とっさに、
「あ、癌かも……私、死んじゃう……。」
って思った。
中2の時、元気だった同級生が、
病気で入院したまま、亡くなった後だったかもしれない。
自分も死ぬかもと思ったその瞬間、
真っ暗な深い穴の中のような
自分がどこにいるのかも
存在すら分からないくらい真っ暗な闇を
思い出した……そう、想像したというより、
本当に思い出したっていう感じ。
「死にたくない!
もうあそこには行きたくない!」
強くそう思った。
しばらくずっと、死を意識するたびに、
あの真っ暗い世界を思い出して、
言い知れない怖さを感じていた。
ズーンと沈んでいくような重く暗い感じ……。
怖くて、誰にも言えなかった。
大人になるにつれて、
あの恐ろしさは薄れていったが、
娘の話を聞いたときに、
その感覚を思い出した。
「かみさまとのやくそく」
という胎内記憶を覚えている子供たちの
ドキュメンタリー映画の中で、
前世の記憶を話している子供達がいた。
(現在の映画ではそのシーンはなくなっている)
その子供が、前に死んだ後で、
「真っ暗な反省室に自分で入っていた」
という話をしていた。
誰かに入れられるわけではなく、
自分から入ってそこで反省をして、
自分が良しと思ったら出てくるそうだ。
おじいちゃん、反省室に入っていた!?
それもこんなに長く!?
確かに入院中、主人にこう言ったことがあったそうだ。
「自分は好きなように生きて来たから、
死んでも悔いはないとおもっている。
でも、お前のように誰かのために
何かをしようと思ったことはない。
それは、後悔している……。」
でも、義母に言わせると、
結構周りの人を喜ばせるために、
いろいろ動くタイプだったそうだ。
反省室は、本人が悪かったと思ったら、
入らないといけなくなるのだろう。
義父は病院を転院する予定の日に、
急に容体が悪化して、亡くなった。
亡くなる数分前まで、気持ちよさそうに寝ている姿を
私も見ていたから、
多分義父本人も自分が死んだなんて
信じられなかっただろう。
だから、もしかすると、
あの世に行くまでに時間がかかったのかもしれない。
あくまでも、想像だけど……。
だから、娘はいつまでも病院にいる義父の姿を
見ていたのかもしれない。
ちょうど娘がその夢を見た頃は、
義母が入退院を繰り返し、弱気になっていた頃で、
「私が動けなくなったら……。」
とか、言っていた時期だった。
もしかすると娘を通して、義母に
何かを伝えたかったのかもしれない。
「お前は悔いのないようにしておけ。
真っ暗な反省室に入らなくて済むように…。」
さすがその頃、
この話を義母には伝えきれなかったが……。
後で、元気になった頃に、
やっと伝えることができた。
本当にそんな反省室があるのかどうか分からないが、
もしももしもあったら大変なので、
自分で入らなくて済むように、
生きていきたいと思っている。
その結果たとえ十分にできなかったとしても、
自分はあれで精一杯だったと
胸を張って言えるようにしておこう。
反省するのは、自分だから……。
天国は反省室から出た後でいけるんじゃないかな……。
天国は真っ暗じゃないはず。
今日は、ふと、そんな話を思い出した日だった。
K148 黄色い星・黄色い種・音5
一流にこだわり、美と調和を追求する「黄色い星」
物事のルーツから知りたい知識欲旺盛な「黄色い種」
中心を定めると底力を発揮する「音5」
自分の欲望に忠実になる日。
生活の中で小さな偽りが積もると、
気づかないところで、
自分にブレーキをかけてしまう。
欲求に忠実になると、
具体的な表現手段が見つかる。
人真似ではなく、
自分の内側に目を向けよう。
自分自身が納得するまで、
妥協せず挑み続けるキンナンバー。
〈不思議な話シリーズ〉〜天国は真っ暗!?〜
数年前、その頃高校生だった娘が、
不思議な夢を見たと言って、
電話をかけて来た。
その頃娘は、
離島の高校に行っていたから、
寮生活をしていた。
電話の向こうで、
娘はちょっと興奮した様子で、
次のような話をした。
『おじいちゃんが久しぶりに夢に出て来たよ。
今までおじいちゃんは、
いつも病院のベッドで寝ていた夢だったのに、
昨日は初めて、病院じゃなかった。
海の家(義父が建てた海のすぐそばにあるセカンドハウス)
の庭で遊んでいたら、おじいちゃんが、
空からきらきらひかるエスカレーターに乗って、
降りて来た。
「あれ、おじいちゃん、死んだんじゃなかった?」
って聞くと、
「うん、死んだよ。」
って答えたから、
「天国行ったの?天国って、どんなところだった?」
って聞いてみた。
すると、
「真っ暗なところだよ〜。」
とおじいちゃんが言って、目が覚めたんだけど、
天国って、真っ暗なところなの!?
怖いんだけど……。』
時々、不思議なものが見える娘は、
最近、何かが見えるということには、
慣れて来たようだが、
さすがに天国が真っ暗だというのは、
不安な気持ちになったようだ。
確かに、それは私も困る。
いつかは行きたいと目指す場所が真っ暗なのは!
その時、ある事を思い出した。
私は娘と違って、
全くそういう霊感みたいにものはないが、
中学生の時、その真っ暗な世界を
想像したことがある。
授業中、首を触った時、
耳の下のところにコリコリしたものがあった。
今、考えるとリンパ腺が腫れていたのだと思うが、
その時とっさに、
「あ、癌かも……私、死んじゃう……。」
って思った。
中2の時、元気だった同級生が、
病気で入院したまま、亡くなった後だったかもしれない。
自分も死ぬかもと思ったその瞬間、
真っ暗な深い穴の中のような
自分がどこにいるのかも
存在すら分からないくらい真っ暗な闇を
思い出した……そう、想像したというより、
本当に思い出したっていう感じ。
「死にたくない!
もうあそこには行きたくない!」
強くそう思った。
しばらくずっと、死を意識するたびに、
あの真っ暗い世界を思い出して、
言い知れない怖さを感じていた。
ズーンと沈んでいくような重く暗い感じ……。
怖くて、誰にも言えなかった。
大人になるにつれて、
あの恐ろしさは薄れていったが、
娘の話を聞いたときに、
その感覚を思い出した。
「かみさまとのやくそく」
という胎内記憶を覚えている子供たちの
ドキュメンタリー映画の中で、
前世の記憶を話している子供達がいた。
(現在の映画ではそのシーンはなくなっている)
その子供が、前に死んだ後で、
「真っ暗な反省室に自分で入っていた」
という話をしていた。
誰かに入れられるわけではなく、
自分から入ってそこで反省をして、
自分が良しと思ったら出てくるそうだ。
おじいちゃん、反省室に入っていた!?
それもこんなに長く!?
確かに入院中、主人にこう言ったことがあったそうだ。
「自分は好きなように生きて来たから、
死んでも悔いはないとおもっている。
でも、お前のように誰かのために
何かをしようと思ったことはない。
それは、後悔している……。」
でも、義母に言わせると、
結構周りの人を喜ばせるために、
いろいろ動くタイプだったそうだ。
反省室は、本人が悪かったと思ったら、
入らないといけなくなるのだろう。
義父は病院を転院する予定の日に、
急に容体が悪化して、亡くなった。
亡くなる数分前まで、気持ちよさそうに寝ている姿を
私も見ていたから、
多分義父本人も自分が死んだなんて
信じられなかっただろう。
だから、もしかすると、
あの世に行くまでに時間がかかったのかもしれない。
あくまでも、想像だけど……。
だから、娘はいつまでも病院にいる義父の姿を
見ていたのかもしれない。
ちょうど娘がその夢を見た頃は、
義母が入退院を繰り返し、弱気になっていた頃で、
「私が動けなくなったら……。」
とか、言っていた時期だった。
もしかすると娘を通して、義母に
何かを伝えたかったのかもしれない。
「お前は悔いのないようにしておけ。
真っ暗な反省室に入らなくて済むように…。」
さすがその頃、
この話を義母には伝えきれなかったが……。
後で、元気になった頃に、
やっと伝えることができた。
本当にそんな反省室があるのかどうか分からないが、
もしももしもあったら大変なので、
自分で入らなくて済むように、
生きていきたいと思っている。
その結果たとえ十分にできなかったとしても、
自分はあれで精一杯だったと
胸を張って言えるようにしておこう。
反省するのは、自分だから……。
天国は反省室から出た後でいけるんじゃないかな……。
天国は真っ暗じゃないはず。
今日は、ふと、そんな話を思い出した日だった。