〈マヤ暦 K191〉 恵理さん長崎に来る！〜パート2〜

宿泊先の「家路」では、先に着いた恵理さんが、
オーナーの真由美さんと後でくる予定の綾子さんを待っていた。
「今日は、サプライズがあるから〜。」
と真由美さんに散々言われていた恵理さんは、
驚く為の心の準備をしていたそうだ。
内心、「サプライズって言ったらサプライズにならないじゃん」
って思いながら……。
するとまた、真由美さんが
「恵理さんの好きな物よ〜。」
というから、
「あなたはなぜ、初めてあった私の好みを知っているの！？」
と心の中でツッコミを入れていたらしい。

ピンポ〜ン♪
玄関先に出て来た真由美さんが、
さも綾子さんが早く着いたかのような口ぶりで、
私を部屋の中に連れて行った。
ゆっくり振り向く恵理さん。
「…………」
数秒間、反応なし。
眉毛一本動かさない、真顔の恵理さん。
次の瞬間、
「ギェエエエ〜〜~」
とすごい声をあげながら、
「なんでなんでなんで……。」
を連呼。サプライズ成功！！
わざわざガボンから帰って来た甲斐があった。

自分が狼狽した姿を見れたのがショックだったようで、
今度は綾子さんを驚かさないと気が済まないという。
私に自分の帽子をかぶせて
後ろ向きに座らせた。

綾子さんは私と同じ「黄色い戦士」
恵理さんと同じ「白い世界の橋渡し」
大きなエネルギーと改革の「音11」
そのせいなのかどうなのか、道に迷ってなかなかたどり着けない。
夜の「家路」は目印もなく、わかりにくい。
綾子さんと真由美さんが電話で話をしているが、
「どこに行っているの！そんな地名はありません。」
と、まるで前からの知り合いのように、きっぱり言う真由美さん。
真由美さんは、本当に「赤い蛇」の紋章通りの方で、
自分に正直で、直感で生きているから、言葉がストレートだ。
電話を切った後、
「あら、まだ会ったこともないのに、
知っている人みたいに言っちゃった。」
と笑われていた。

おもてなしの紋章「白い世界の橋渡し」の恵理さんは、
「まだまだ着かないわよ。」
という真由美さんの言葉を押し切って、
「表で懐中電灯を振っています。」
と寒い外に出て行った。
「絶対に振り向かないでね。」
と私に自分の帽子をかぶせて、念を押していった。

やっと待ちに待った綾子さんの到着。
さすが音11元気な声が聞こえる。
よし、いまだ！！

と振り向いた途端、
「わあああ〜」
と真由美さんの手を掴んで
跳ねる跳ねる跳ねる……
どの写真もブレブレになっていた。
まるで姉妹のように仲良く手をつないでいる二人が
今日会ったばかりとは思えない。
綾子さんも私と同じ「黄色い戦士」だから、
「赤い蛇」の真由美さんとは惹かれ合う神秘キン。
(神秘キンは喧嘩も激しいらしい)

こうして、今までFacebook上で友情を深め合っていた四人が
初めて出会って、楽しい夜を過ごした。
笑いは憂鬱な気分をふきとばし、
新たな希望をもたらせてくれる。
今、ここ！！を楽しむことは、しっかり生きることにつながる。

☘️11月30日(木)☘️

K191 青い猿・青い夜・音
困難は楽しみながらゲーム感覚で乗り越える
理解してくれる人を囲い込む「青い夜」
人を元気付ける明るく陽気な「音9」

普段の人間関係から少し離れて、
大局的に物事を捉えてみる日。
じっくりと過去を振り返ることも役立つ。
方向修正が必要だと思ったら、
すぐに行動を起こそう。