『夢判断』第4回 無意識の彼岸へ
フロイトは『夢判断』後半で、無意識が大きな役割を演じる「心の中の葛藤」についての理論を展開。
心を一つの装置になぞらえた「メタ心理学」を構想する。
フロイトは「快原理」「現実原理」という二つのプロセスから、より克明に「心の中の葛藤」を説明していく。
更に晩年、彼は「生の欲動」と「死の欲動」を対立させる欲動二元論の導入によって、
それまで説明できなかった「自死」「(他者への)暴力」「(アルコールや薬物への)依存」を解明する手掛かりを得た。
第四回は「夢判断」後半で展開される理論と、晩年のフロイト思想の根幹に迫ることで、彼の理論の深い意味を明かす。
The Mission-Yo Yo Ma Plays Ennio Morricone〔Cello&Piano〕