彫刻家 船越 桂
人間って個人は絶滅危惧種 そういう個人を大事に思えるような彫刻ができたらいい
令和6年3月に亡くなった彫刻家の舟越桂さん。大理石の目をはめこむ独特のクスノキの半身像で知られる。「永遠の仔」など本の装丁にも多く使われ、国内外で高く評価された。
舟越さんは昭和26年岩手県生まれ。父は彫刻家の舟越保武さん。東京造形大学卒業後、東京藝術大学大学院に進み、北海道のトラピスト修道院からの依頼で木彫りの聖母子像を制作。
その後、大理石の目をはめこみ彩色したクスノキの半身像を次々に発表していく。
昭和63年のベネチア・ビエンナーレで作品が高く評価され、国内外で活躍。近年は、社会の不条理や戦争への怒りを込めたスフィンクス像などで、新たな境地を開いていた。
Yo-Yo Ma - Gabriel's Oboe | From the Soundtrack to "The Mission" by Yo-Yo Ma