100分de名著 『ショック・ドクトリン』 ナオミ・クライン
第3回 戦争ショック・ドクトリン 株式会社化する国家と新植民地主義
イラク戦争後、占領政策をまかされた連合軍暫定当局(CPA)のブレマー代表は意図的に無政府状態と恐怖の蔓延を助長し市民は思考停止状態に。
それを好機として過激な市場開放を断行。そこに米企業が群がった。
一方で、この戦争の発端である米国同時多発テロによりセキュリティ産業バブルが生じ、国防の主要機能の急速なアウトソーシングが始まった。
「コーポラティズム国家」の誕生だ。政府高官は続々とそれら企業に天下り、そこで生まれる利益を欲しいままに。
占領下のイラクもこうした米企業に食いものにされていく。
第三回は、戦争を利権の巣窟と化す「コーポラティズム国家」の問題性を暴き出す。
Bring Him Home (from Les Misérables) - The Piano Guys
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます