何を考え何を想い何するの

神戸の山の暮らしから。
育児のこと、日々の手シゴト、身の廻りの自然のこと。
悩み進む楽しく愛おしい日々。

「いぬ想う」

2006年06月09日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

武庫川女子大学生美研のクリエイティブサロンで使う図案のふたつめ。

「きのこ観察」に比べるとかなり易しい!ので初心者でも何とか出来るカナ…。

いぬのヨコ顔。コレはかなり 織りやすい。多少 カタチが崩れても犬に見えると思いますし、これに決めました。

♪コノいぬがどんな場所で何を想っているかを想像しながら織りますョ

Zak04b 2006.5.14 作成

いぬが 何を想っているのか気になるカンジですかな…


「きのこ観察」

2006年06月09日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

武庫川女子大学 生美研で「クリエイティブサロン」という年3回行われるセミナーがあり、そこに2006年の第一回の講師として声を掛けてもらいました。

7/8(土)で、つづれ織りの説明と ワークショップをします。

で、

初心者が短時間で織れるような仕組み模様を考える必要があり、試行錯誤していました。

まず、厚紙に凧糸(綿糸)を巻いて タテ糸にし、ヨコ糸は織りやすさなどもろもろを考慮して毛糸を使用することに。せっかくなので 帯を織るときに使う絹糸も毛糸と合わせて使うことにします、そうすることで、毛糸だけよりも色んなニュアンスが出て 面白い表現になります。

一応、一案はこの図案に決めました。 多少カタチが崩れてもキノコに見えると思うので。

Zak03a_1 2006.4.25 作成

きのこ模様の巾着に。

(^O^)!

コレって 創りたくなるヒトも多くないやろか…どうかな。

♪この模様は、

どんなトコロでどんなきのこを見つけたぁ? イメージしながら織りますョ

Zak03b_3 2006.5.6作成

桜の木の枝を使ってタペストリーに。


タテ糸400本!

2006年06月09日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

Orikata06_1   私達が使う 織り機に かかっているタテ糸の本数は

帯の幅 約8寸約400本

何を織るかが決まったら 

必要な幅の分のタテ糸を 織り手自身で織り機にセットします。このタテ糸の張り具合は出来上がりの生地の風合いなどに影響するため、織り作業のとても重要な工程のひとつです。


ツメが道具

2006年06月09日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

ツメが道具

Orikata05_3  つづれ織りには紋紙がなく、下絵をタテ糸の下に直接はさみ込んで織ってゆきます。

従って 子供のお絵描きから写真まで、どんなものでも下絵になり、技術次第ではありますが、ほぼ織り上げることができます。 ※カテゴリ「帯 紋様」参照

Tsume 紋様を織るトキは 

ヤスリで ノコギリのようにギザギザにした爪を使って ヨコ糸を掻きよせながら織り込んでゆき、

紋様の部分ごとに織り上げてカタチを作っていきます。

なぜ爪を使うのか…? 織る私の推測ですが、やはり「精緻な模様を速く織れる」というコトでしょうか。Orikata02_1