何を考え何を想い何するの

神戸の山の暮らしから。
育児のこと、日々の手シゴト、身の廻りの自然のこと。
悩み進む楽しく愛おしい日々。

帯「光のたび」

2006年06月09日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

Obi01_1 1999.9作成

修業3年目に賞を頂いた帯です。

当時、試行錯誤しながら、自分の思いをたくさん入れた 今でも気に入っている帯のひとつです。

ボカシという技術に初めて挑戦したものですが、

返って迫力が出て好評価につながったようで。

図案は京都在住の福井さんという方で、図案の方は色がシンプルだったのですが 私の方で色をつけ、太い糸を使ったりしながら 表情豊かに織り上げました。

もう どなたかの元にいってるんですが、気に入って使って頂いていることを願ってます。


西陣織りデス

2006年06月09日 | 綴れ織(1997~2006年 爪搔き本綴れ織師)

西陣織

一般的に良く知られている伝統工芸の西陣織というのは 先染めの糸を使って紋様などを織り込んでいきますが、特別にひとつのモノを指しているわけではなく、京都西陣で織られている12種類の絹織物の総称で、”綴れ織”はその中のひとつです。

綴れ織りの特徴はヨコ糸にゆとりを持たせてタテ糸を包みこむように織ってゆくので、出来上がりの生地にタテ糸が見えないことです。

と言ってもナンのこっちゃ?ですネ。

Otikata01_2

こんな風にヨコ糸をナナメに通すと ヨコ糸にゆとりが生まれ、さらにしっかり詰め(織り)ます。

一般的によく目にする平織りはヨコ糸はまっすぐに通されているので、生地にタテヨコの糸が交差しているのが見え、それが模様になっています。(チェック模様のハンカチなんかを見ればわかりやすいカナ)

つづれの帯

Orikata03 つづれ織りの帯はヨコ糸がゆとりを持って織られているため、”張り”と”弾力”があり、締め緩みしにくいのが特徴で、使う度に身体になじんできます。

「つづれはカタイ」と話される方の言葉を耳にすることがありますが、良い織り手で織られた綴れの生地は、しなやかでぽってりとした、やわらかな手触りです!

とても手間のかかる織のため、

紋様は「お腹」と「お太鼓」の部分のみにあるものがほとんどです。格上のものには「垂れ」にも紋様が入っているものもあります。

柄づけにより、留袖や訪問着から おしゃれ着まで 幅広く合わせられます。

また 

裏糸が折り幅全体に通っていないため、表側に出来たどうしても取れないシミなどが生じた場合は、帯全体を裏返すことが出来るので(紋様は反転しますが)何世代もに渡って長く使えます。


にぎにぎ

2006年06月09日 | 育児のあれこれ

Kid01_4 つづれ織りとは関係ありませんが…

昨年4月に産まれた長女のために、妊娠中につくったものです。

4ヶ月頃から気に入って にぎにぎどころか カミカミしまくりでした。特に芋虫形のヤツ。

今は全く気にもならないらしく、おもちゃ入れに放ったらかし…

また ままごと遊びをするようになったら 日の目を見るカナ。