徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

大村崑「崑ちゃん90歳 今が一番、健康です」

2022-05-26 | 本 雑誌
「人は、哀しみを背負って生きている」
・・演歌の一節の様な言葉が
大村崑の新刊を読んで浮かんできました。
★★★
大村崑を知っている人が
少ない令和時代ですが、

今から約70年前 今の「明石家さんま」に
匹敵するほど、多くの国民に愛された
コメディアン大村崑がいました。

1959年TV「番頭はんと丁稚どん」で人気に
火が付き、その後のTV「頓馬(とんま)天狗」
で全国的・知名度のお笑いタレントとなりました。
(以上は、75歳以上の人なら信じてもらえる
 嘘の様なホントの話です)

その後の大村崑も、テレビで軽妙な演技
俳優の「明るい人柄のイメージ」でした。
★★★
そして今、青春出版社から発売されている
「崑ちゃん90歳 今が一番、健康です」を
読んで、

笑いを振りまいていたコメディアン
大村崑の隠れていたヒストリーを
知って驚きました。


幼くして父を亡くし、母は生活の為に
崑を苦悶の中で捨て、妹だけを連れて再婚。

崑は伯母の子供となるが、
その伯母(義母)が暴力的な人で
悲惨な少年期を過ごす崑でした。
(悲しい事実は 他にあります)

そのような悲しい少年期の崑が その後、
大勢の人を癒す人生に感激しました。

()なお筆者は子供の頃、母親につれてもらい 
京都南座の「番頭はんと丁稚どん」
「ミヤコ蝶々漫才学校」「松竹新喜劇・渋谷天外
藤山寛美~」「曾我廼家十吾」などで 
大笑いさせて頂き 
どっぷり関西の笑いが身体にしみこみました
(笑)

★★★
ちなみに「明石家さんま」も3歳で母を亡くし
義母に育てられた経歴の持ち主です。

なお義母は 実の息子は可愛がるが、
義理の息子(実兄とさんま)に
心開かなかったうえ

ある日、隣の部屋から
「うちの子は、この子(弟)だけや・・」の
義母の声が聞こえ、兄と泣いた明石家さんま。

また、さんまが可愛がっていた
義弟は19歳に悲惨な最期。
(焼身自殺の疑いがある?)

今や、どんなことも 笑いに変える
お笑い芸人 さんま も
「悲しみを背負った お笑い怪獣」
なんですね。
★★★
「この風景 夢 まぼろし?
 それとも 人生すべてが夢の中?」

(筆者・北海道・洞爺湖
 2019.8.19.ブログから転付)


★★★
名優中の名優「高峰秀子」は
稼いだ金を 義母に吸い取られ
学校も行かせてもらえない女優生活。
☆☆☆
作詞家「なかにし礼」は、兄の
借金を肩代わりするも、その兄は
弟の名義を拝借 印税を使い込む
など、様々 金銭的迷惑をかける
兄と苦悶の人生を暮らす。
☆☆☆
そして
美空ひばり、山口百恵、中森明菜、
松田聖子・・・他多数

「♬♬ 涙をこらえて 笑っている人は
    きれいなものでしょうね ♬♬」
(吉田拓郎の歌・・イメージの詩の一節)

★★★
なお、大村崑「崑ちゃん90歳~」の著書は
老体に役立つお薦め健康アドバイス本です。

少し長くなった
当ブログ立ち寄りに感謝です。

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