花 クレマティス(最後に咲いた花が間に合いました。)・梅花空木
花入れ 鶴首籠花入れ(虎竹 四ツ目)
軸 「看脚下」 橋本紹尚筆
初炭手前
釜 筒釜(高橋敬典)を道安風炉にかけて
羽 姉羽鶴
香合 沈金唐物写し独楽香合
初風炉なので濃茶・薄茶共に運びの平点前です。
建水は槍の鞘・蓋置は駅鈴を使いました。
茶杓は、五代宗匠不見斎常叟の写し
薄器は、常叟好みの甲赤棗を使い扱いの違いを習得します。
三嶋の茶碗は、淡々斎(巳年)の十三回忌と清光院(酉年)の七回忌が重なった年に作られたもので、
鱗が13・羽が7つ彫られています。
主菓子は「杜若」の練りきりでしたので、「唐衣」の銘に。
から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思ふ
在原業平の歌に因んで
先日の研究会で、仙遊の式が課題となっていましたので、七事式について
追記します。
一燈・如心斎の兄弟が制定した七つに加えて、歴代の家元が制定した式が加わります。
十一代玄々斎が、花寄・仙遊・雪月花。十二代又妙斎が法磨。十三代圓能斎が三友。
十四代無限斎(淡々斎)が昭和の式の六つも含めて七事式と称しています。