のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2025.01.25お稽古(七事式)

2025-01-25 16:18:36 | 茶道

七事式の稽古です。

 今日は、且座の式・濃茶付花月・四畳半花月です。

 ● 且座の式

次客が花を入れます(花所望)。

花 蝋梅・白玉椿

小刀の向きを変えて水屋に引きます。

 三客が炭を入れます(略炭所望)。

半東は炭斗・灰器を持ち出し、釜敷きの上に帛紗を草に捌いて踏み込み畳に運びます。

正客は香を焚きます。

菓子は睨み菓子(捨て菓子)を運びます。

亭主が四人分の濃茶を練ります。

半東は亭主に薄茶を点てます。

 且座は水屋で、東・半東・正客・次客・三客を決めて最後まで役を変わることはありません。

客は帛紗を使いません。

 茶事の流れで進み、半東が大活躍します。

 ● 濃茶付花月

今日は、昨日に比べて気温が下がったせいか、一際湯気が暖かそうです。

濃茶、薄茶共に美味しくいただきました!

 ● 四畳半花月

四畳半で行う花月です。

通い畳が無いので、前立で行い、最後の座替わりも独特で風情があります。

 


2025.01.18のお稽古(四カ伝)

2025-01-18 21:40:23 | 茶道

花 蝋梅・白玉椿

花入 唐銅鶴首(真)

薄板」矢筈板(真)

 ● 四カ伝

 唐物(O)・盆点(I)

菓子 練り切り「老松」。薯蕷饅頭「鶴」・水菓子「いちご」

 ● 後炭手前

枝炭は右手前です

灰器 匙香

釜を畳中央に引く

後炭の入れ方に決まりは無いようですが、このように入れます。

灰器を下げて、水次を持ち出す

釜の蓋を開けて水を注ぐ

釜の蓋と釜を茶巾で清める

 ● 台天目(K)

 ● 重ね茶碗

客が多い(五人以上)時に二椀で濃茶を差し上げます

一椀目に続けて二椀目を練ります(茶を回し出しにする)

二椀目が戻って置き合わせが済んだら、仕舞い水を入れます

 ● 入子点

総飾りにして、拝見・水次を省略するのが約束です

 

 

 

 

 

 


大学のお稽古(2025.01.16)

2025-01-18 20:26:36 | 茶道

今日はテスト前一週間の稽古ですので、少ない参加です。

 ● 薄茶棚点前

菓子 練り切り「紅梅」

基本通りのお点前で、直しは全くありません。

 ● 流し点

水指の位置

茶碗・棗を流します

居前は釜正面

拝見に出す位置

次の参加者が来るまで、続いて茶筅荘(薄茶)

 初めての茶筅荘は新鮮だったようです。

 ● 薄茶棚点前

運び点前から棚点前になりました。

お茶碗の出す位置に気を付けます。

 ●薄茶棚点前

最後の学生が見えるまで、二人の指導者は一時間待ちぼうけです。

全員が揃って活動できる時間設定が望ましいのですが、なかなか難しいです。

いつも感心するのですが、サウスポーの点前とは見えません‼

来週からテストに入り、その後春休みだそうです。

 

 

 


2025.01.11のお稽古(初釜)

2025-01-13 12:33:01 | 茶道

自宅教室の初釜です。

稽古茶事の態で進めます。

初座の床

「歩歩是道場」(ほほ これ どうじょう)

   鵬雲斎玄室筆

待合の床

 「千年翠」松樹の画賛(文浄道人筆)

  ● 初入り

  ● 初炭

 釜 老松地紋真形釜(清光造)

 炭斗 唐物六角炭斗

 羽根 島梟

 香合 ぶりぶり(昭楽造)

 香 坐忘斎好「松濤」(松栄堂)

初炭に続き懐石になりますが、省略してなだ万のお弁当にしました。

煮物椀とお酒を用意して、運びます。

 亭主と半東は水屋相伴ではなく、席中で一緒にいただきました。

最後に花びら餅を出して、中立を促します。(席中を改めます)

 ● 後入りを喚鐘で知らせます。

後座の床

花 蝋梅・水仙・白玉椿

花入 竹一重切(銘 福寿・細合喝堂作)

 ● 濃茶

一椀目

師(私)の点前で頂くのが初釜の習です。

嶋台の茶碗で重ね茶碗の点前です。

二椀目

棚 山雲棚(鵬雲斎好)

水指 萩焼

茶入 萩焼

仕覆 伊予簾

茶杓 「万歳楽」(小林太玄作)

感謝を込めて練らせていただきました。

飾り残したところ。

 ● 薄茶は員茶でいたします。(七名)

菓子 不昧公好「若草」(松江・彩雲堂製)

棗 曙棗

十種香札を使って、札元が引いた札に当たった人が菓子と茶を頂き、茶碗を返した後、点前座に進んで茶を点てる。(菓子付き花月)

これを全員が順番に行います。

茶碗 手前右より時計回り、萩(新兵衛)・?(淡々斎と清光院の年忌に因んで)・奈良絵(昭山)・大樋(九代長左衛門)・真葛(香斎)・萩(陶兵衛)・使用中の赤楽(松楽)と好みの茶碗を使ってもらいます。

札元は終わった人の札を除けます。

右から、亭主・札元・目付は菓子をいただきません。

大折据は、左五目のところに預かります。

目付が預かります。

一巡しました。

仕舞花は柄杓、蓋置、棗を棚に飾って建水を持って下がります。

札元が仕舞花になりましたので、目付は札元に代わって札を大折据に納めて正客に送ります。

 無事に初釜を終えて、ほっとしました。

皆さんがお帰りになった後、水屋を毎年手伝ってくれる息子と共に、濃茶を頂きました。

 4日(土)に転倒して、やっと痛みが引いたろっ骨を再度痛めてしまい、痛みをこらえての大学、自宅と続いた初釜でした。

まったく不注意この上なく反省しきりです。

通って下さる皆さんに、少しでも長くお応えできるよう、注意を怠らずこれからも精進いたします。

 今年もよろしくお願いいたします。

 

 


大学のお稽古(2025.01.09)

2025-01-12 19:03:27 | 茶道

新年あけましておめでとうございます。

今年初のお稽古は大学から始まりました。

花 蝋梅・水仙・昭和侘助

菓子 花びら餅

お正月のみの特別なお菓子なので、お休みの人の分も用意しました。

休憩時間に、稽古場に寄っていただきました。

 ● 薄茶棚点前(平棗)

 ● 薄茶棚点前

正月休みが入ったので、忘れていると言っていましたが、大丈夫、ちゃんと覚えていました。

美味しそうに点てられました。

替え茶碗で仕舞付けです。

 ● 薄茶棚点前

会計の仕事があったようで、お稽古は休みと言っていたのですが、せっかく見えたので点前を勧めました。

 ● 薄茶棚点前

拝見付です。

二年生も頑張っています。

 ● 薄茶運び点前

膝に置いた手はモミジにならないように気を付けましょう!

 ● 薄茶棚点前

納得の出来栄えだったようです。

テスト前ということで、参加者は少ないけどよく頑張っています。