のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2021.07.17のお稽古

2021-07-18 20:00:06 | 茶道
且座の式・貴人清次濃茶付き花月・平花月の稽古です。

且座の式


控えの間で、東・半東・正客・次客・三客を決めます。
花が東、月が半東、一が正客、二が次客、三が三客です。
お菓子をいただきます。
麻布昇月堂の「あんみつ羊羹」です
且座は、偈頌に「是法住法位」(これほうはほういにじゅうす)とあるように、あらかじめ、それぞれの役割が決められています。
正客は香をたき、次客は花を入れ(花所望)、三客は炭をつぎます(略炭所望)。
東は四人分の濃茶を練り、半東が東に薄茶を点てます。
花は、秋海棠・雁皮・宗旦木槿を宗全籠に入れてくれましたが、写真を撮り忘れました。



続いて貴人清次濃茶付き花月をしましたが、折据の送り方や歩き方等基本的なところが未熟なので、平花月をさらいました。
まだまだ繰り返し稽古が必要です。


残った花を桂籠に入れました。
縞葦・宗旦木槿・薄紅木槿・下野・河原撫子

梅雨が明けて暑い中、長時間の稽古を頑張りました。

七事式の稽古

2021-07-12 19:36:59 | 茶道
先週の土曜日は、自宅での稽古を終えて片付けをしていたら、激しい雷雨となりました。
ガラスがビリビリいうような落雷の音と絶え間なく光る稲妻に、思わず雨戸を閉めました。
日曜日の稽古は大丈夫かな?と心配でしたが、良い天気でほっとしました。
着物に着替えて車で出かけます。
途中で、電車で来る茶友三人を乗せて先生の元へ。
課題は、仙遊の式・貴人清次濃茶付き花月・四畳半花月でした。

底紅木槿

花ミョウガ

下野(紅白)

白桔梗・縞葦・下野・秋海棠(四種?)

露草・水引(白)・遠州木槿

仙遊の式
仙遊の式の花は「花寄せ」です。
「廻り花」が基本ですが、立派な床と豊富な茶花がある先生宅ならではの趣 向です。
炭は「本炭所望」、香は正客が「本香」・次客が「次香」と二種の香をたきます。
風炉中の拝見は、正客、次客、東が拝見する。
聞香は半東も参加する。
濃茶は東が練り、自席に戻って順服する。
茶碗の拝見で点前座に戻り、客付き向いて、「薄茶は花月で」と言い帛紗を腰に付ける。
客も同時に帛紗を腰に付ける。
半東が菓子器に折据を乗せて正客の前に置く。
正客は菓子器を持って一斉に立ち、四畳半に詰める。
一の花が棗を清めて二の花が茶入れと入れ替え、三の花が拝見に出す。
総礼、座替わりで八畳に広がる。(蜘蛛の子散らし)(菓子器を持って)
拝見は八畳で。
東が菓子器を、半東は拝見物を取りに出て、東・半東の順に下がる。
貴人清次濃茶付き花月
貴人は貴人茶碗を清めるまで用意する。(茶巾を入れたまま)
花を引いたお次は貴人の濃茶を練って出す。
服加減を聞いたのち、次茶碗を清めて(茶巾を入れたまま)仮座に入る。
貴人はお次の濃茶を練って出す。
服加減を聞き、水を一勺入れて自席に戻り次茶碗の拝見を請う。
拝見に続いて折据を回す。
初花は棗を清める。
次茶碗を勝手付きに貴人台を正面に取り込み総礼。
二の花は入れ替え、仕舞花は拝見に出す。
四畳半花月
平花月を四畳半で行います。
最初の繰り上げは無く、初花の後に入ります。
座替わりの際は、亭主と正客のみが元の座に戻ります。
まだまだ朧月です。
やはり、三課目は厳しい。
しかも二日続きは・・・・

2021.07.10の稽古

2021-07-12 14:39:35 | 茶道


花  木賊・雁皮・宗旦木槿。淡紫木槿・河原撫子・
籠  宗全籠
花積りしてくれた雁皮を直してしまったために、葉を落としすぎたものになってしまいました。
縞葦もいれたかったようですが除いてもらいました。
用意した花を全て使いたい気持ち分かります。







後炭手前
炭斗 蛍籠
羽根 姉羽鶴
香合 葦の葉団扇(桐木地)
水次を右手で運び出すのは、風炉の炭手前のみです。

この後、四カ伝の
唐物・和巾点・茶通箱です。
主菓子は、月見草(練り切り)・葛桜・白桃です。





薄茶は、葉蓋にて洗い茶巾でした。
時間が無いので拝見は省略して、三人とも稽古しました。
年に一回のチャンスしか無いので…
 

2021.07.03のお稽古

2021-07-04 20:04:40 | 茶道

待合の短冊
「枝上一蝉吟」しじょういっせんをぎんず
 蝉の画賛

床 「滝」紹尚筆

花 水引・木槿・雁皮です。
雁皮は無くても良かったかも、と言ったところ、奇数じゃなくてもいいんですか?と返されて、言葉足らずだったと反省です。
花の種類は、1・2・3・5・7種が良いと思います。

1日に夏の道具を準備しました。
年に一度だけのお目見えです。
今日の小習は
初炭、「盆香合」・「名水点」・「洗い茶巾」が中心です。

炭斗の「蛍籠」(圓能斎好み)も、この時期ならではの取り合わせです。

名水点
葛飾区から来ている(I)さんは柴又帝釈天の名水をご用意されたと言うことで
茶杓の銘を「渡し舟」とされました。
自分が亭主になった積りでお稽古をすることが出来ています。

主菓子 「瑞衣」金沢の中田屋製

干菓子 「鴨川あゆ」京都の俵屋吉富製と「ゆうたま」徳島の茜庵製です。

萩の平茶碗(金子信彦作)

めだか絵の義山平茶碗

今年はコロナの影響で、年内の研究会はすべて中止になりました。
「裏千家オンライン茶道学」では、六月から点前編が配信されています。
初心に帰って勉強しています。