花 紫蘭
花入 萩
今日は五事式の稽古です。
五事式とは、七事式の中の「廻り炭の式」「廻り花の式」「且座の式」「花月の式」「一二三の式」を連続して行うものです。
今日は五事式を茶事の形式で行います。
事前に亭主(I)、正客(O)、次客(K)、三客(Y)、四客(師)を決めて初入りをします。
「廻り炭」 炭台に通常の倍の丸管・割管・丸ギッチョ・割ギッチョと止め炭・胴炭・枝炭を組みます。
火箸・羽・香合に練香を二つ入れて乗せます。鐶は胴炭に立てかけます。
巴半田、筋半田、灰器、紙釜敷を用意します。
亭主が出来るだけ多く入れた炭を正客が上げています。
亭主はほとんどの炭を入れました。
この炭を、入れた順の逆に上げて行き、改めて正客は炭を入れます。
次客、三客、四客と繰り返しますが入れ方は前の人と同じにならないように、個性が出るように工夫します。
亭主は埋めた種火を掘り出して炭をついで釜を掛けます。
茶事なので香合の拝見があります。
炭の扱いの鍛錬を目的にしています。
懐石の後、菓子を出して中立をします。
後入りの前に軸を外し、花入れに水を入れて軸の後に用意し、花台に数種の花と花水次・小刀を用意する。
後入りをして、「廻り花」をします。
花台に用意された花を、正客から順に入れて・抜いてを繰り返します。
その後、「且座の式」の聞香と濃茶と進み、薄茶は「花月」(菓子付花月)でとなります。
仕舞花は茶入れ・茶杓・仕覆・棗(茶事なので)を拝見に出します。
最後に「一二三の式」のため、長盆に香箱と空の折据を乗せて持ち出し干菓子器を下げます。
客は亭主振りを採点します。
四人の客が全員「月の三」の札を入れました。
亭主を務めた(I)さんお疲れさまでした。