のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2021.12.18のお稽古

2021-12-19 10:32:56 | 茶道
今年最後の稽古です。
一斉に「早いですね~」と口を揃えてつぶやきます。
今日は、先週お休みして四カ伝の稽古が出来なかった人のために、茶通箱付花月と濃茶付き花月・結び帛紗花月をしました。

練り切り  「リース」
蕎麦饅頭が欲しかったのですが、見つかりませんでした。

干菓子 「千瓢」(京都 大仙院)
    高齢のお母さまを京都へお連れしたそうで、そのお土産にお持ちくださいました。
    八つ橋風味の一口饅頭です。
    「柚子琥珀」


 結び帛紗花月
付きもの花月ではないので、平花月に準じて行います。
 薄器は四滴の中から「油滴」を使いました。
 茶碗は、淡々斎と嘉代子夫人の年忌が重なった年に、
お二人の干支にちなんで作製されたものです。
鱗(巳)と羽(酉)の彫りが施されています。
新年は立礼での茶事をすることに決まり、今日から片付けと準備に取り掛かります。
皆様、良いお年をお迎え下さい。

2021.12.11のお稽古

2021-12-13 16:52:25 | 茶道
今日は四カ伝のお稽古なので、新人さんは午後からです。

待合の短冊「山雲海月情」の画は 囲炉裏 です。

花 玉の浦と虎の尾の照葉(一輪は落とさなければいけませんが、忍びないので残しています)
花入  志野焼の掛花入は旅枕

後炭手前から始まります。
胴炭がしっかり残っていたので、輪胴を香台に乗せて、止め炭の代わりにつかいます。
四カ伝
茶通箱(H)
茶通箱は四カ伝に位置付けられていますが、「手付き・音無し・前後の省略無し」という四カ伝の約束が適用されません。
盆点 (I)
炉では「唐物は持って、盆点は空手で」を覚えておくと良いでしょう。

三種の菓子
練り切り「花車」・「軽羹」・「リンゴ」

干菓子「芝舟」(芝舟小出)・「柚子琥珀」(俵屋吉富)
今年も残すところあとわずかになりました。
初釜は立礼でしましょうか…

2021.12.04のお稽古

2021-12-06 15:15:49 | 茶道
もう師走、コロナ禍はまだまだ続くようす。
先週、奥伝の稽古でしたので、竹台子を仕舞わずに台子の稽古です。

待合の短冊は「山雲海月情」(さんうんかいげつのじょう)
禅月大師の詩の一節、一山尽きてまた一山、語り尽す山雲海月の情から。



床  「吾唯知足」(われただ、たるをしるのみ)
     大徳寺 長谷川 寛州筆



花  玉之浦椿 虎の尾の照葉
花入 瀬戸の鶴首



台子で薄茶です。
薄器は宝尽くし蒔絵の金輪寺、茶碗は師の喜寿祝いをした時の、師からのお返しです。
見込みに「喜」と白く書かれています。



濃茶の貴人点。



長緒。

新人さんは、盆略点前(二回)と平点前で茶を点てるまで。

菓子  スウィートポテト・芝舟・長生殿