のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2023.02.25のお稽古)(大炉)

2023-02-26 18:53:10 | 茶道

息子ばかりの我が家では、雛祭りとは縁遠くて淋しいと思い、ずいぶん前に自分用に求めた内裏雛です。

有田焼です。

花 山茱萸(さんしゅゆ)・  月光(卜伴)

花入 美濃焼旅枕

山茱萸の木は、宮崎県民謡の「稗つき節」に出てくる木だと思っていましたら、違っていました。

宮崎県では山椒(さんしょう)の事を(さんしゅう)と言うそうです。

てっきり、「庭のさんしゅうの木に 鳴るう鈴 掛けてヨ……」だとばかり。

思い込みって怖いです。

 今回は大炉の稽古です。

大炉は、裏千家十一代玄々斎により北国の囲炉裏から創案されたそうで、裏千家独特のものです。

我が家には大炉は切っていないので、大炉モドキで初炭手前・濃茶・後炭手前・薄茶・続き薄茶をけいこしました。

炉の逆勝手が基本ですが、居前は炉壇の内隅狙い・蓋置に柄杓を引く手は左手で・湯水を建水に捨てる手は左右交互に・釜の蓋を開ける時は蓋置をヘリ内に移動するなど大炉独特の約束があり、居前が悪いと点前がしづらいので、座る位置をしっかり覚える必要があります。

今月のオンライン茶道学の点前編で、大炉の初炭手前・薄茶点前が配信されていますので参考にして下さい。

 あっという間に二月は終わり、同時に暖かい日も増えてきて、極寒の点前は終わります。

三月は釣り釜、四月は透き木釜になりますので、五徳は使わなくなります。


2023.02.18のお稽古(四カ伝)

2023-02-20 12:06:25 | 茶道

花 白梅・曙椿

花入 萩瓢掛花入

庭の白梅が開き始めて、毎日窓を開けるのが楽しみです。

今日は四カ伝の稽古です。

茶通箱・逆勝手薄茶点前(I)

台天目・逆勝手薄茶点前(K)

四カ伝ですので、三種の菓子を縁高に。

練り切り(梅の香)・草大福・リンゴ

干菓子 ゆきげ杏・つじりの月

逆勝手では、建水を持って入る時は右手に、帰る時は左手になります。

拝見に出したところ。(左右が逆になります)

拝見ものが戻ったところ。(打ち返し無し)

逆勝手の点前では、左右が逆になるので亭主の脳はフル回転しています。

年に一回のお稽古ですが、繰り返しが実を結んでいます。

脳トレと思って楽しんでいるようです。

 


研究会に行って来ました

2023-02-13 21:10:38 | 茶道

13日(月)、今日は朝から雨。

一日中降るという予報の中、中野サンプラザでの研究会に行きました。

オンラインでの受講も可能ですが、やはり画像で映される範囲には限界があります。

 講師は、金沢から奈良宗久先生が来て下さいました。

課目は、長板総飾りの初炭手前・濃茶点前・薄茶点前でした。

基本を丁寧に指導して下さりながら、台子の歴史や皆具が陶器になった経緯などのお話を、美声でなさる姿に感動しました。

12時に家を出て、帰宅したのは6時半でした。

流石に疲れましたが、出来るだけ楽な方へ流れないように、エイッヤと出かけるようにしています。


2023.02.11のお稽古(逆勝手)

2023-02-12 13:36:37 | 茶道

二月の待合

白梅に「和雪香」の短冊

「梅花和雪香」(ばいか ゆきにわして かんばし)から。

花 白梅・曙椿

花入 萩焼瓢掛花入

逆勝手の初炭手前

炭斗の炭は左右逆に組みます。

釜敷きは風炉の時と同じように、輪さを外にして懐中します。

炉に炭を入れるのは、本勝手と同様です。

 薄茶逆勝手は絞り茶巾で。

点前座

淡々斎好みの「梅月棗」の写し。

萩焼「立鶴」の筒茶碗。

茶杓は春慶塗。

柄杓は左手で蓋置に引きます。

自分の居前と平行になるように引きます。(本勝手も同様)

茶筅を茶碗に預けて、温めている間に茶巾を畳みます。

極寒ならではの配慮ですね。

棚の上の蓋置は、右手前が正解です。

拝見に出したところ。

逆勝手の濃茶棚点前。

茶入れの蓋は、茶碗と膝の間に置きます。

写真を撮っていると、点前の指導がおろそかになってしまいます。(´;ω;`)

初心者のYさんは、本勝手で薄茶(絞り茶巾)・濃茶棚点前の稽古です。

主菓子 「苺こもち」(清閑院)

干菓子 「つじりの月」(祇園辻利)・「ゆきげ杏」(利休堂)

    「なごみどら焼」(米屋)

8日(水)に柏の葉公園で紅梅と白梅が咲いているのに出会いました。

流石に立春を過ぎると春の、足音を間近に感じます。

 

 

 

 

 


2023.02.04のお稽古(休み)

2023-02-04 15:31:12 | 茶道

今日は稽古は休みなので、正月の道具を仕舞い二月の道具の準備をします。

来週は人数が少ないので、箱から出した道具をしまいました。

道具の出し入れを稽古しようと思います。

二月は大炉・絞り茶巾の稽古をします。

極寒の季節に、暖かさをより求めようという気づかいです。

 

 先週の大橋茶寮の茶会のお軸が読めなかったのですが、コメントを頂きました。

「松高白鶴眠」(まつ たかく はくつる ねむる)

と読むそうです。

李白の詩の一節です。

お茶会から帰ったら、「疑問に思ったことはすぐ調べるように」と大橋先生から言われていたのに…

コメント、有難うございました。_(._.)_