のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2023.05.20のお稽古(軸荘付花月)

2023-05-22 19:20:31 | 茶道

花 虎の尾・京鹿の子・山紫陽花

花入 萩瓢掛花入



前日の19日は私の80歳の誕生日だったので、花束が五つも届き、置く場所が無くて、床を占拠してしまいました。

 この日は午後からの稽古です。

花束を脇に寄せて、軸荘の稽古です。

軸を、二つ折りした帛紗の上に乗せて床の中央に荘り客を迎える。

亭主が迎えつけに出ると、客は「お軸をお荘りでございますが、お差し支えなければ拝見いたしたく存じます。」

と所望する。

亭主は、白菊扇を腰に差し軸を掛けに出る。

帛紗は懐中して、作法通りにすすめる。

掛けられた軸を客は順番に拝見する。

拝見が終わると、「お軸のお読み上げを」と軸について尋ねる。

「なにとぞお巻き上げをお願いいたします。」と挨拶する。

全員が軸荘のけいこをしてから、軸荘付花月をする。

床中央に飾る

干菓子 薄氷(季節限定の菖蒲)・栗落雁

八畳で折据を回して、「月」「花」を名乗り「月」の人が軸荘をする。

亭主が軸を下げる時に四畳半にすすむ。

亭主が点前の準備をして仮座に付いたら、「花」は点前にすすむ。

薄茶三服の花月となります。

 夕方に稽古は終わりましたが、前日にサプライズで九州から来ていた妹と姪等が薄茶を所望するので、急遽四人分をお願いします。

片付け後、皆さんが傘寿のお祝いをしてくれると食事を予約してあり、息子の車で出かける。

美味しい料理をご馳走になった上にお祝いまで頂戴しました。

傘寿に因んで「日傘」。

Yさん手作りの花の飾り物です。

 


2023.05.13のお稽古(四カ伝)

2023-05-14 15:22:02 | 茶道

待合の短冊 「薫風」 菖蒲

花 カーネーション・大紫露草・小葉のズイナ・山紫陽花・山法師

母の日に因んで、カーネーションを加えてみました。

少ない花材の中から、上手に選んでくれました。

花屋さんによると今年は一か月早く咲いてしまって、夏の花しか無いそうです。

四カ伝

盆点(I)、和巾点(H)の後、後炭手前です。

風炉中拝見の後、水次を右手で持って釜の正面に。

今日はお二人のお客様を迎えて、続き薄茶でおもてなしです。

主菓子 「感謝の華」(鶴屋吉信)

干菓子 「薄氷菖蒲」(五郎丸屋)・「栗落雁」(小布施堂)

お客様を迎えてのお点前は緊張すると言いつつ、見事な亭主振りでした。

お客様も久しぶりの濃茶・薄茶を堪能して下さったそうです。

こんなお稽古もたまには刺激になります。

最後に、Yさんによる濃茶棚点前・薄茶棚点前です。

薄茶を四服点ててもらいましたので、足がしびれて「しばしお待ちを」となりました。(笑)


2023.05.06のお稽古(初風炉)

2023-05-08 12:21:39 | 茶道

花 芍薬

花入 高取耳付き

床 「日日是好日」

  柳生紹尚 筆

暖かい連休の間、炉の灰と炭・諸道具の入れ替えを済まします。

初風炉の準備が終わった頃には、右手に痛みが生じていました。

歳には勝てません。

土曜日の稽古日は夏日とか、汗ばみながらの稽古となりました。

一転して日曜日は肌寒い雨が終日降り続きます。

体調管理が難しい。

 初風炉の稽古は、初炭及び濃茶・薄茶の平点前です。

初炭手前の準備

羽・鐶・箸・香合・釜の蓋と定位置に下ろす。

初炭は炭手前デビュウーのYさん。

主菓子 端午外郎(山口県御堀堂)

干菓子 干し柿・諸越

菓子器 杉木地透かし瓢角盆

濃茶点前(H ・ I ・ Yさん) 槍のさや建水に驛鈴の蓋置を使用して、扱いを稽古します。

平点前は中仕舞が約束です。

薄茶は二服点なので中仕舞はいたしません。

前日に求めた芍薬は蕾だったのに開いてしまいました。