のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2025.02.15(小習)逆勝手

2025-02-15 18:40:02 | 茶道

花 白梅・月光

花入 萩瓢掛花入

待合の短冊 「和雪香」

      梅の画賛

   (梅花 雪に和して 香ばし)

 昨日は、今年一回目の研究会でした。

三軒茶屋の人見記念講堂(昭和女子大)まで行って来ました。

課目 盆点・薄茶棚点前・員茶でした。

基本の所作に対する指摘があったのは良かったです。

「基本が大事」は、家元が繰り返し、淡交 で述べています。

今日の稽古は、年に一度の逆勝手です。

頭の体操になります。

 ● 初炭手前

本勝手とは左右逆に炭を組みます。

釜敷きは、わさを外にして懐中します。

羽根は、左手で取って右手に持ち替えて初掃き・中掃き・後掃きをします。

 ● 逆勝手 薄茶運び点前絞り茶巾にて。

菓子 ふのやき・和三盆

本勝手とは逆に置き合わせます。

茶巾を絞った状態のまま釜の蓋に置き、茶筅を茶碗の中に預けます。

茶碗・茶筅を温めている間に茶巾を畳みます。

居前は完璧です。

茶筅通しの続きをします。

右膝頭は外炉縁の延長まで進みます。

淡々斎好み梅月棗(写)

茶杓 樺細工(角館にて購入)

茶杓の裏が気に入ってます。

 ● 逆勝手 濃茶棚点前

菓子 薔薇

三人分を練ります。

詰めまでお茶が回る間に、亭主と主客の会話の稽古が出来ます。

棚の飾り方も本勝手とは逆になります。

茶入 備前緋襷

茶杓 淡々斎(写し)

仕覆 苺裂

 お茶を茶碗に入れる時は、蓋は膝前になります。

拝見に出す時は、本勝手の左右逆になります。

返す時は写真の形です。

 歩き方も左右が逆になりますので、頭の体操になります。

お疲れ様でした(笑)


大学のお稽古(2025.02.13)

2025-02-13 19:23:37 | 茶道

菓子 バラ(茶の湯の菓子としてはどうなのでしょう?)

 台風なみの強風のなか、大学に行って来ました。

極寒のお点前、「絞り茶巾」のお稽古です。

茶巾を絞ったまま茶碗に仕込みます。

 ● 薄茶棚点前

茶筅通しや茶を点てる時は、茶碗を斜めにして行う。

茶筅通しで茶筅を入れたら、茶碗を温めている間に茶巾を畳む。

寒い季節に、十分に茶碗を温めてアツアツのお茶を差し上げる心遣いです。

 ● 逆勝手

 通常の本勝手とは逆に炉が切ってあります。

客も亭主の左側になります。

棗と茶筅の置く位置が左右逆でした。(´;ω;`)

拝見に出します。

筒茶碗は口が小さいので、そこを先に清めます。

春休みに入ったので、少ない人数ですが三年生と二年生が一緒に稽古が出来るのは良いことです。

三年生の逆勝手を見て、二年生もやりたいと言ってくれました。

新しいことに挑戦したいという気持ちが見えるのは、指導者にとってこんなにうれしい事は無いです。


2025.02.08(四カ伝)

2025-02-09 19:06:14 | 茶道

花 白梅・曙椿

花入 青磁魚耳付

床 「一花開天下春」(いっかひらいて てんかはるなり)

   福本積應筆

 ● 後炭手前

釜を清めます。

炭の入れ方に決まりは無いようですが、初炭とは左右逆になるように入れます。

 ● 四カ伝

和巾点(O)

唐物(K)

台天目(I)

菓子 

 山田饅頭・久保田の水羊羹・いちごの三種を縁高に用意しました。

 ● 流し点(絞り茶巾にて)

茶碗 槍梅半筒

薄器 淡々斎好梅月棗(写)

茶杓 桜椛細工

 ● 続き薄茶

客所望

客「お煮えもよろしいようですので、続いてお薄を頂戴しとうぞんじます」

主「炭をお直ししまして」

客「それにはおよびませんので、続いておうすを」

主「それでは仰せに従いまして、続いてお薄を差し上げます」

 茶事では、朝茶事と夜話の茶事は続き薄茶が約束です。

後炭を省略して、時間の短縮をします。


大学のお稽古(2025.02.06)

2025-02-08 17:18:50 | 茶道

この日の大学のお稽古は、私が別の予定と重なったため、足立先生にお願いしました。

お菓子は何でしょう?

初音かな?

 ● 薄茶棚点前

居前、決まっています!

美味しそうです

拝見に出します。

建水はもう少し引きましょう。

 ● 薄茶棚点前

膝に置いた手もきれいです。

ふわっと美味しそうです!

拝見に出します。

建水は風炉先から合一つ分後ろまで引きます。

 ● 薄茶棚点前

着物でお稽古、良いですね!

動きが全く違いますからね

う~ん、お見事!

大学は休みに入っていますが、熱心な学生は休まず稽古をするそうです。

 

 


2024.02.01関東第一ブロックの初茶会

2025-02-02 19:14:55 | 茶道

毎年のお楽しみ、美術俱楽部での初茶会に行って来ました。

午後の部でしたので、11時の集合で濃茶席の整理番号を頂き、祝膳席に直行する。

今年は「東京吉兆」のお料理でした。

色とりどりの豪華な品々に、思わずお椀を一口!

慌てて写真に撮りました。

海老真薯が半分です(>_<)

 ● 濃茶席 主関東第一地区

逸品揃いの道具も見ものですが、各服点の濃茶が60人分次々と運ばれ、亭主の点前終了と共に運び終わる手際の良さには感服しました。

一人分の濃茶は練るのが難しいのですが、すべてが服良く、流石は幹事長様たちのお席でした。

 ● 薄茶席 主東京第五西支部

こちらも逸品揃いの道具組でした。

供されたお菓子は、直前に水屋で作られた金団でした。

金沢吉はし製ということでしたが、金沢から職人さんが来て水屋で作っていたそうです。

出来立てのしっとりとした金団、美味しかったです。

 ● 立礼席 主東京第三東支部

床 「松無古今色」 鵬雲斎大宗匠筆

花 梅・曙椿

花入 色絵楽器耳付 四代久宝造

香合 梅蒔絵結文 十代宗哲造

御園棚

釜 尾上釜

水指 白薩摩 琵琶

薄器 宝袋蒔絵 左近造

茶杓 「壽相」 大宗匠作

茶碗 黒 玉之絵 長入造

   宝珠    妙全造

   赤 弁財天 桧垣青子造

蓋置 巳歳絵 吉向十三軒造

建水 モール

席入りを待ってます。

 ● 立礼席 関東第一ブロック青年部席

花 季のもの

花入 守破離 木村英昭造

棚 アクリル棚 青年部造

釜 車軸釜 菊地正直造

水指 羅針盤 中村正史造

茶杓 「勇・優・遊」

若手作家の作品が斬新でした。

ステンレスの茶杓は扱いが難しいと、部長さんは嘆いていました。

 ● 香煎席 主学茶連絡協議会

全ての席を満喫して、最後に香煎を頂き、非日常の世界が終わりました。

帰りに何処かに寄って、などはもってのほかで、高齢者三人は直帰でした。