のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2025.03.08のお稽古(小習)

2025-03-08 15:42:53 | 茶道

花 山茱萸(さんしゅゆ)・曙椿

待合の短冊

 「桃花千歳春」(とうか せんざいのはる)

三月を迎えました。釣り釜を設えて席入りから稽古開始です。

棚 山雲棚(鵬雲斎好)

水指 御本

 ● 茶碗荘(I)

菓子 練り切(桜)

茶碗荘は、茶碗の扱いが添え手扱いになります。

茶は古帛紗に乗せて出します。

 ● 後炭手前(Y)

羽・蓋・鐶かけ(鐶は付いているので持ち出しません。このタイミングで小上げをします)

五徳は入っていませんので、初掃き・中掃き・後掃きは一緒です。

 ● 貴人点濃茶(K)

半東が付いて貴人に運びます。

 ● 重茶碗(Y)

一椀目を出して服加減を聞いたら、続けて二椀目を練ります。

中仕舞はしません。

 ● 入子点(I)

干菓子 うすき せんべい(大分県)・花七宝(式亭)

拝見と水次は省略するのが決まりです。

茶碗 仁清 桜(文月 和香作)

 ● 茶筅荘(薄茶)(K)

茶筅荘は、茶入・茶碗・茶杓以外の道具に由緒がある場合(茶席開きで頂いた等)の点前です。

この点前に限って薄茶も出来ます。

客は、柄杓を引いたタイミングで由緒を訊ねます。

茶碗 仁清 山桜(加藤 松香作)

棗 雪月花棗(土居 義峰作)

茶杓 春慶塗

 湯がたぎるにつれ、ゆらゆらと釜が揺れる風情はゆったりとした気分になります。

 

 

 

 


大学のお稽古(2025.03.06)

2025-03-06 20:30:21 | 茶道

冷たい雨は上がったものの、強い北風は歩くのを妨げます。

思わずよろけてしまうほどです。

大学に通うのも今月で最後、後を託せる指導者には感謝です。

花 月光・山茱萸(さんしゅゆ)

 ● 薄茶棚点前

菓子 桜(練り切)

棗を清めます。

茶碗や釜に湯を入れる時は、柄杓の合一つ分の高さから入れるのが適当です。

 ● 薄茶運び点前

運び点前の蓋置は、竹が相応しいです。

鏡柄杓、しっかり心を照らしています。

蓋置が竹になっています(笑)

美味しそうですね~

内隅を狙って居前も完璧です。

 ● 薄茶棚点前

中次の薄器は二引きで清めます。

扱いは真横をもちます。

* 薄器の種類

棗・平棗・長棗・中次・金輪寺・吹雪・面取り・老松・甲赤・薬器等々が有ります。

半月に持つのは棗のみです、その他は真横を持ちます。

仁清写し桜茶碗(文月 和香作)

中次 桜樺細工

茶杓 桜材

 ● 流し点

建水進めて、居ずまい正して、一・二・三

一客一亭の態で行います。

親しいお客様を招いて、向き合う形です。

自服で亭主も相伴します。

「どうぞお仕舞を」

「お白湯でもいかがですか?」

「それでは、お白湯頂戴いたします」

と、二人だけの時間を楽しみます。

 伊豆の河津桜が満開だそうです。

今日は、自宅から桜の道具を持って行き、一足早い花見の気分を味わいました。

 

 

 

 

 

 

 

 


「なのはな茶会」に行って来ました

2025-03-02 19:23:56 | 茶道

今日は上巳の節句です。

裏千家千葉支部北地区の「なのはな茶会」に船橋市茶華道センターに行って来ました。

連れは大学の茶道愛好会の部長さんです。

 濃茶席 (幹事席)

床 「青松寿色多」

   淡々斎筆

花 黒文字・蕗の薹

花入 高取末広

香合 萩 

桃香合(陶兵衛造)

主茶碗 高麗大井戸 大宗匠箱書き

替   九代大樋 

茶入 瀬戸肩衝 大宗匠箱書き

仕覆 三雲屋緞子

茶杓 大宗匠作 銘「?」

 濃茶 千里の昔(山政小山園)

菓子 引千切(万年堂製)

 ● 薄茶席(青年部席)

床 「春風笑」 内裏雛画賛

花 桃・白椿

花入 茨城県(???焼)

香合 貝合わせ

棚 誰が棚袖

水指 雪洞

茶碗 宮島焼

棗  網目春秋(春慶塗)

蓋置 鼓(金工)

薄茶 悠和の白(山政小山園)

菓子 練り切(菱餅)

 ひな祭りを満喫しました。

御茶もお菓子も大変美味しく、何よりも初見のお道具に出会えた幸せに至福のひと時を過ごしてきました。

長引いていた風邪も心なしか良くなったような!


大学のお稽古(2025.02.27)

2025-02-28 14:28:58 | 茶道

床 「弄花香満衣」橋本紹尚筆

花 月光椿・白梅

花入 織部耳付

菓子 菜の花金団

 ● 薄茶棚点前(絞り茶巾にて)

 口の小さな筒茶碗に湯をこぼさず入れるのは、難しいのですが見事にできました。

 1年に1回の絞り茶巾の稽古も今日が最後です。

この稽古を通して、水屋での茶巾の扱いが正しく出来ることを期待します。

 ● 薄茶逆勝手運び点前(絞り茶巾にて)

茶碗・棗を常の通り運び出し、棗を水指前の左に、茶碗を右手に持ち替えて、棗の右に置きます。

帛紗を右に付けて、右膝頭で捌きます。

茶筅通しした湯は、左手で建水に捨てます。

以後、建水に捨てる手は、左右交互になります。

茶碗の扱いは、底をわしづかみにしても常の通りの持ち方でも扱いやすいようにしてください。

 棗の蓋は、膝と茶碗の間に置きます。

 ●薄茶棚点前(絞り茶巾にて)

本勝手では、帛紗を左膝頭で捌きます。

 ● 薄茶逆勝手運び点前(絞り茶巾にて替え茶碗付)

 はいけんを所望されて、道具を勝手付けに畳んだ姿です。

棚を使用しない場合はこのようになります。

2月はあっという間に逃げて行きました。

 

 

 

 


2025.02.22の自宅稽古(七事式)

2025-02-23 20:06:44 | 茶道

花 桃・曙椿

花入 備前耳付

薄板 杉木地(草)

内裏雛 染付

七事式の中から、仙遊の式と貴人清次花月を稽古します。

 ● 仙遊の式

 花は廻り花で、全員が入れます。

 炭は本炭所望

 香は主客が本香、次客が次香を焚きます。

 次香は志野袋に入れて、次客が持ち出します。

菓子 花七宝

濃茶を亭主が練り、全員で頂きます。

その後、「薄茶は花月で」と言って、干菓子と折据を持ち出し、四畳半に詰めます。

仕舞花が茶碗を取り込んで、総礼、座替わりとなり八畳に広がる(蜘蛛の子散らし)

 仙遊の式は初めての人、二度目の人で、とても時間がかかりましたが、何とか終わりました。(>_<)

 ● 貴人清次花月

水屋で折据を回し、菓子をいただきます。

菓子 蝶々

休憩なしで貴人清次花月をいたしました。

皆さんぐったりでした。

脳の鍛錬になります。

 三月は釣釜です。

毎年、この時期は忙しなく過ぎて行きます。