のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.12.17のお稽古(七事式)

2022-12-19 19:44:54 | 茶道

花 ドウダンツツジ・白玉椿

花入 笠間焼蹲る

且座の式から始まります。

次客が花を入れ、三客が炭を次ぎ、正客は香を焚きます。

亭主は四人分の濃茶を練り、半東は亭主の薄茶を点てます。

濃茶の後に菓子を持ち出しますが、この菓子はいただかないので「睨み菓子」とか、置いたまま退席するので「捨て菓子」などと言います。

平花月が終わった後の飾りつけです。

山雲棚・瀬戸の一重口水指・鳳凰蒔絵平棗・唐銅一閑人の蓋置

七種蓋置の一つ、一閑人です。

編み笠を被った人が井戸をのぞき込んでいます。

釜の蓋を置くときは、人を釜の方に向けて倒します。

(角度が違います。90度右に回転させます。)

昼の休憩時間に新人さんは濃茶の棚点前をけいこします。

午後は四畳半花月で今年の稽古は終わりです。

皆さま良いお年をお迎えください。

 

 


2022.12.10のお稽古(小習)

2022-12-12 12:47:20 | 茶道

花 磯菊・白玉椿

花入 竹一重切(裏に福寿の直書きがあります。)

花入れが、丸香台の中心からずれていました。

オンライン茶道学では、「長緒」。

機関誌、淡交には「重茶碗」が載っていましたので、それを稽古します。

主菓子 餡入り軽羹(明石家製)

干菓子 遊びかん(風流堂)・菊の香(松屋本店)

● 初炭手前・長緒で続き薄茶(I)

● 重茶碗・入子点 (K)

● 薄茶運び・濃茶棚点前 (Y)

続き薄茶(亭主所望)

亭主 「水屋の都合で、続いてお薄を差し上げます。」

主客 「よろしくお願いいたします。」

茶碗を下に置いたまま、茶巾・茶筅を入れて、濃茶茶碗と建水を下げます。

座布団・煙草盆・菓子を運び、濃茶に続いて薄茶を差し上げます。

濃茶の後に、後炭手前をして炭を整えますが、この点前を省略する点前です。

朝茶事・夜話の茶事は続き薄茶が約束です。

薄茶の一椀目は正客が取りに出て、次客に勧めます。

次客の一口で、正客は濃茶入れと仕覆の拝見を請います。

亭主は、茶入れと棗を入れ替えて拝見に出して、薄茶の点前座に変わります。

寒山拾得の茶碗

織部焼の茶碗

この日は、我が家の狭い水屋が災いして、事故がおきました。

稽古用の茶碗を二つ割ってしまったのです。

水屋仕事は、点前以上に難しいです。

割ってしまった人は大変気にしていましたが、いつかは割れる物なので諦めましょう。


2022.12.03のお稽古(四カ伝)

2022-12-04 19:06:45 | 茶道

床 「吾唯知足」(われ ただ たるをしる)

  大徳寺 長谷川寛州 筆

花 磯菊・山法師の照葉

花入 唐津焼耳付き(行)

薄板 蛤端(行)

待合短冊 「山雲海月情」(さんうん かいげつのじょう)

四カ伝なので、三種の菓子を縁高に

薯蕷饅頭・練り切り(紅葉)・水菓子(次郎柿)

四カ伝のお稽古は

台天目・盆点 (I)

茶通箱 (K)

四カ伝では、客の所作も難しくなります。

点前だけではなく、客振りも丁寧に学びます。

その後、薄茶は流し点で一客一亭のお稽古です。

I さんが、京都土産に持ってきて下さった「焼き餅」を頂いたのですが、写真を撮り忘れた。(泣)

今日は二人だけの稽古ですので、亭主と正客の会話をしっかり交わしてもらいます。

亭主・正客になり切って会話を弾ませる。

難しいです。

どうしても紋切り型になってしまいます。

声に出して、思いを言葉にするのは、経験がものをいいますね。