のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2023.01.28のお稽古(四カ伝)

2023-01-29 20:13:36 | 茶道

四カ伝

和巾点及び薄茶貴人点(I)

唐物及び茶碗荘(K)

干菓子 亀井堂のお好みせんべい・京都若菜屋の栗甘納豆

薄茶棚点前(Y)

山雲棚・御本の水指・奈良絵の茶碗・曙棗(玄々斎好みの写し)・茶杓(銘若駒)

諸道具を清めます。

しっかり内隅をんを狙って座れています。

拝見が終わって戻ってきました。亭主の正面に戻されています。

亭主の体格によって戻す位置は変わります。

四カ伝の菓子は縁高に、浮島「舞の華」(源吉兆庵)・栗羊羹(小布施堂)・キウイフルーツを用意しました。

 2023.01.29(日)大橋茶寮の茶会に行って来ました。

久しぶりに行きましたが、周りの景色がすっかり変わっていて驚きました。

しかし茶寮はそのまま、ビルの谷間にオアシスの如く佇んでおりました。

露地

濃茶席の待合

11名の方が同席しました。

手あぶり。かなり時代のもの、灰型が独特です。

床 淡々斎の扇面を軸荘したもの・鈴の荘

本席の写真は遠慮しました。

床は宸翰(読めず(´;ω;`))・竹の一重切に白梅と椿・水仙の香合。

釜は重ね餅、釻付きは海老です。(天明釜か?)

炉縁は菊の置き上げでしたが、菊が陶器でした。

点前座は、真台子・皆具は南鐐の菊(火鉢だった物を先代が作り直したそうです。)

菓子は花びら餅を銘々皿(飛来一閑)で。

茶碗は大樋の嶋台で各服点でした。

茶入れは利休瀬戸だそうで、黄色味がかり、へら使いが独特でした。茶杓は淡々斎。

大橋先生(亭主)と正客とのやり取りでが絶妙で、素晴らしい濃茶席でした。

薄茶席の待合

本席は、如庵の写しで二畳台目席です。

床 軸、坐忘斎家元筆(読めない(´;ω;`))

花 紅梅・曙椿

花入 竹一重切

香合 赤絵兎

主茶碗 覚入

次茶碗 永楽以下、数々の名椀が出てきました。

鏡釜

炉縁 伊勢神宮の古材(鵬雲斎の直書きが手前に有ります。)

釻付きが独特なのですが、聞き逃した(´;ω`)

水指 手桶(輪島塗)

蓋置 南鐐うさぎ

棗 老松蒔絵(前端雅峯)

 会記が無いので、記憶違いもあるかも。

点心席の料理もお酒も最高でした。

何よりゆったりとした進行で、至福の時を過ごすことが出来ました。


2023.01.21のお稽古(小習)

2023-01-21 15:59:13 | 茶道

待合の短冊

「千年の翠」松の画

花  水仙

花入 唐銅の鶴首

薄板 矢筈板

初めに濃茶棚点前(Y)

先月最後の稽古から大分時間が経っていますので、すっかり忘れてると言っていましたがそんな事はありません。

二年目ですから、茶名を持っている先輩とは比べものにはなりませんが、確実に進歩しています。(笑)

次に後炭手前をします。(I)

胴炭が残っている時は、火のついている方を下にしてそのまま使います。

初炭とは左右逆に入れます。

輪胴は香合台に仮置きして、止め炭の代わりに最後にいれます。

ご名炭でした。

次に茶入荘です。(K)

荘付けてから稽古の挨拶をします。

茶碗が戻ったところ、茶碗はもう少し手前ですね。

干菓子 亀井堂のお好みせんべい・京都若菜屋の黒豆しぼり

入子点(I)で点てた薄茶(高麗茶碗)

続けて替え茶碗(奈良絵)で点ててもらいます。

Yさんは濃茶棚点前を二回稽古しました。

体調も戻り、初釜の道具も昨日片付けて、通常の稽古がはじまりました。

 

 

 


初釜にこぎつけた

2023-01-15 22:41:34 | 茶道

後座の床

花   若松 蝋梅 昭和侘助

花入  竹一重切「福寿」橋本紹尚在判

12月21日にコロナを発症したため年末は静かに在宅で過ごす。

元日には孫たちのために、取り寄せた生ズワイ蟹でカニ鍋を用意する。

息子が手作りしたローストビーフが加わり、今月24歳になる女子と中2の男子は「こんな美味しい蟹は初めて!」と嬉しいことを言ってくれる。

しかし、コロナの後遺症なのか何となく毎朝”だるさ”があって、初釜の準備に取り掛かれない。

どうしよう、今年は中止しようかしらとか逡巡しながら数日が過ぎました。

が、一度止めたら続けられないかも、と思い直してようややく14日の初釜に漕ぎ着けたという訳です。

床 「歩歩是道場」(ほほ これ どうじょう)

   鵬雲斎大宗匠筆

正午の茶事を稽古します。

水屋は毎年、息子が手伝ってくれます。

初炭の後、懐石料理を出します。

料理の写真は撮れませんでした。

煮物椀・焼き物・預け鉢・強い肴・八寸と進み、「花びら餅」を頂き中立です。

後座は、私が重ね茶碗(嶋台)で濃茶を、薄茶は花月で全員が頂きました。

何とか無事終わる事が出来て、今年の稽古がスタートします。

後かたずけは息子がしてくれて大助かりです。

5日ほど乾燥させてから、収納します。