のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.05.21のお稽古

2022-05-22 21:53:03 | 茶道
今週の稽古は、後炭手前の後に平花月・貴人清次濃茶付花月・四畳半花月です。


花 雪の下・山法師・小葉のズイナ・大紫露草・姫檜扇
花入 宗全籠
少ない花材の中から上手に入れられました。

後炭手前の時のみ、水次を右手にもって進みます。
風炉の炭は、炉用に比べると小さくつぐ数も少ないので、途中でつぎ足すことになります。

平花月の点前座
毎月繰り返す事で、様々な決まりごとがしっかり身についてきました。
基本が大事です。

菓子 青楓(鶴屋吉信)

貴人清次濃茶付花月の点前座
先月は貴人清次花月でしたので、比較をしながら出来れば最高ですね。
最後に四畳半花月です。
こちらは、通路に当たる通い畳が無いので、前に出て点前座に進みます。
また、座替わりが特徴的で、正客、亭主の順に元の座に戻れるように動きます。
その他は元の座に戻らないこともあるので、扇子は水屋で交換します。

山紫陽花と山法師をあゆ籠に。残りの花を入れてみました。

夕方に、息子と孫がケーキを持って誕生日の祝いに来てくれました。

19日なのですが、忘れていて出かけていたので、この日になりました。


2022.05.14のお稽古

2022-05-15 17:02:27 | 茶道
今日は四カ伝のお稽古です。
激しい風雨の中を来てくださいました。

花 紫蘭・小葉のズイナ
花入 あゆ籠

三種のお菓子を縁高に。
薯蕷饅頭(菖蒲)・上り鮎・苺

台天目・薄茶棚点前(I)
盆点・薄茶棚点前・長緒点前(H)
和巾点前・大津袋(K)
四カ伝終了後、小習です。
薄茶運び点前・棚点前(Y)

干菓子 ふのやき。大徳寺納豆
菓子器 杉木地六票透かし


棗 唐物写し独楽棗(宗廣作)
茶杓 ごま竹 銘 五月雨(今日の稽古にピッタリです。)


時間があったので、長緒の稽古です。
道安風呂に筒釜(敬典)
荒磯棚に御本の水指
瀬戸の内海(だいかい)に永観堂(角龍紋金襴)の仕覆です。
二か所の稽古ははかどります。
が、蒸し暑くて今季初の冷房運転でした。

研究会に行ってきました

2022-05-15 14:30:34 | 茶道
13日(金)は人見記念講堂で研究会でした。
雨、風が激しかったので、洋装で失礼しました。
課目は、風炉初炭手前・伝物の唐物・三友の式でした。
講師は冨士田宗啓先生。
稽古での点前・作法と、茶事における実際の点前には相違があることなど、丁寧な説明をして下さいました。
日頃は聞けないような話がたくさんあって、脳がはち切れそうです。
「なぜ?」と疑問を持つ。それを自ら解決すること。大切だけど、ついて聞いてしまう。
充実した内容でした。
講習中にメモを取る人が多いのに驚きました。
今は、開始前の注意事項で、録音・撮影・メモなどを控えるようにとは言いませんが、どうなのでしょうか?

終了が12時半をまわっていたので、三軒茶屋近くの「コメダ珈琲」でランチをしました。
話題の<小倉トースト>注文してみました。
サラダとコーヒーも

昔、学校の売店に出店していたパン屋さんの、あんバター(コッペパンの片面にマーガリン、もう片面に餡を塗ったもの)と同じで懐かしい味でした。





2022.05.07のお稽古

2022-05-09 15:16:31 | 茶道
今日(9日)は肌寒い日となっています。
こんな日を「青葉寒」というのだそうです。
季語にありました。
「寒の戻り」「花冷え」「梅雨寒」等、日本語は豊かですね。

初風炉を迎えました。

五月の待合の短冊は「薫風」に菖蒲の絵です。

床 「喫茶去」 小野村行雲書
花 菖蒲
花入 唐銅の鶴首
薄板 矢筈板

初風呂ですので、初炭の後は薄茶・濃茶とも運びの平点前です。
基本に戻って、丁寧に点前をします。
二か所でしましたので、早い時間に終わることが出来ました。

練り切り 「菖蒲」
他に柏餅を用意しました。
餡の希望を取り、当日、若いお弟子さんにお菓子屋さんに寄ってから来ていただきました。(ありがとう)
おかげで出来立ての柏餅がいただけました。

干菓子 「松風」「和三盆」

濃茶点前を、包帛紗で稽古です。(中仕舞です)
茶杓の銘は「菖蒲太刀」だそうです。
道安風呂に富士釜、御本の水指、真塗りの棗、不休斎常叟(五代)作の茶杓(写し)、黒楽茶碗、竹の蓋置です。

「六日の菖蒲」『十日の菊」は 手遅れの例えだそうですが、我が家は七日の菖蒲(あやめ)になってしまいました。(笑)
無事、初風呂を迎えられたことに感謝します。