のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2024.02.24のお稽古(七事式)

2024-02-24 17:18:22 | 茶道

 三連休の中日、今日だけは晴れるとか。

風は冷たく気温も上がらないようです。

七事式の三友の式・濃茶付花月・四畳半花月をいたしました。

三友の式

正客より順次花を入れる「花寄」から進めます。

正客は真の花入れに差します。

白梅・月光  青磁耳付

次客は行の花入れに

昭和侘助  高取耳付き

三客は草の花入れに

昭和侘助  瀬戸の鶴首

四客は釣り花入れに

曙椿  瀬戸の舟形釣り花入れ

亭主は掛花入れに順に差して、水を注ぎます。

白梅・笛吹水仙  萩の掛花入れ

聞香が終わりました。

花寄せ、聞香の後は菓子付き花月で薄茶四服です。

亭主が水を注いで終わります。

三友の式が終わった後の床です。

続いて濃茶付花月、四畳半花月をいたしました。(写真省略)

菓子 かりんとう饅頭(四万温泉)・蒸羊羹(柳屋)。落雁(積善館)

 七事式の稽古は、変化に富み遊び心があって楽しめます。

少ない花、花入れでしたが、なかなか華やかな床になりました。

 

 

 

 

 

 

 


大学のお稽古(2024.02.22)

2024-02-23 20:19:01 | 茶道

「弄花香満衣」(ろうか こう まんい)

 花を摘んで楽しむと香りが衣にしみついていつまでも良い香りがする。の意

「月光」「トクサ(木賊、砥草)」

寒い雨が降る中、大学のお稽古です。

学生が「ブログ用の写真を撮ります。」と言って送られた写真は50枚ありました。

一部を紹介します。

菓子 「鶯餅」

炉の点前に移ったばかりです。

座る位置、道具の位置をしっかり身に付けます。

柄杓の構え、合は畳に垂直に切り止めは膝から握りこぶし一つ分。

帛紗捌き

鏡柄杓

柄杓の持ち方は難しいですが、基本ですので人差し指以外は伸びないように気を付けましょう。

四年生の男子も茶道が大好きです。

「外隅はここ」と、名称を覚えるだけでも大変です。。

高校で経験のある学生は、棚点前で拝見付です。

替え茶碗による二服点てにも挑戦します。

茶碗から合一つ分の高さからお湯を入れると良いですね。

拝見を請われて、柄杓と蓋置を棚に荘ります。

合を置く位置が直線の時は上向きに、曲線の時は伏せておきます。

拝見に出す位置は客付き(外炉縁中心)に座る。

拝見に出して、替え茶碗と建水を持って下がったところです。

水注は、棚が二本柱なので方口を使います。

蓋置の対角線に棗が乗ります。

終わりの挨拶。

背筋がまっすぐで、深すぎず良い姿勢です。

棗を棚に荘り忘れました。

指導に専念出来たのは助かるけど、枚数多すぎでしょう(笑)


成田山新勝寺の茶会に行って来ました

2024-02-17 21:03:02 | 茶道

今日は成田山新勝寺の茶会に行ってまいりました。

淡交会千葉県支部の初茶会です。

事前に願意と氏名を知らせておき、護摩供養をしていただきます。

大本堂

重要文化財三重塔

濃茶席

薄茶席

お茶を頂いた後は、本堂で護摩供養をしていただきました。

続いて坊入りです。

坊にて精進料理をいただきます。

手前に有るのは大きな牛蒡の、輪切りを甘煮にしたものです。

こんな大きな牛蒡は初めてです。

9時に受付をして、濃茶席から坊入りまで、案内に従って移動して来ました。

坊の内部。

帰りに出世稲荷に参って本堂を見下ろしました。

階段がしんどい。

帰りは参道でショッピング。

鉄砲漬け・奈良漬け・栗蒸羊羹・桜煎餅を購入し、大荷物を持って帰路につきました。


温泉に行って来ました

2024-02-16 13:57:14 | 旅行

14日(水)・15日(木)と一泊二日で四万温泉に行って来ました。

二男夫婦がすべて計画を立てて、私たち夫婦に負担なく、ゆっくり温泉を楽しめるようセットしてくれました。

元禄七年創業の積善館

本館

月曜日に降った雪が少し残っていましたが、当日は春の陽気です。

本館の廊下

本館の玄関の向こうに元禄の湯があります。

足湯に入っている人がいます。

部屋にある温泉

「山荘」にある特別室は、ベッドが二つとベランダ付、半露天風呂が付いた五人部屋でした。

ストマを装着している私の夫に配慮した選択でした。

実の娘も及ばない二男の伴侶の気遣いです。

感謝しかありません。

食事会場

「佳松亭」にある食事会場は、庭園に囲まれた落ちついた雰囲気の場所です。

日本酒「四万の雫」で懐石料理をいただきます。

二本目「紅の橋」

前菜 

椀物 蟹真薯

お造り

和牛のステーキは最高でした。

苦しいと言いながらも、完食です。

夜景は正しく「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせます。

往復は東京駅からバスです。

積善館と温泉をゆっくり楽しむ、素敵な旅行でした。

 有難うございました。


研究会に行って来ました。

2024-02-16 12:51:11 | 茶道

12日(月)に研究会に参加するため、三軒茶屋まで行って来ました。

 コロナの扱いが五類になったことで、会場は満員でした。

課題は、茶通箱・絞り茶巾・三友の式です。

講師は、業躰部より藤谷宗等先生です。

基本的な所作についての注意を細かくご指導くださいました。

 お辞儀が深すぎる

 亭主は客より早く頭をあげない

 点前中の会話には手をつかない

 拝見で四つ出しにするのは小間のみ

 道具を清める時は大きく、茶杓は端を持って長く

 筒茶碗は取り置きの時、無理に横を持たなくて良い

日頃の稽古で先生に言われているようなことが、長い間に自己流になってしまいます。

お客様を意識しながらのお点前が大事。

基本中の基本を再確認出来た研究会でした。

 軸・花も訪ねてくれたらもっと良かったかも!