羽花山人日記

徒然なるままに

同級会幕引き

2024-12-17 19:13:20 | 日記

同級会幕引き

学士会館で開いた東大農学科の同級会に行ってきた。

1959年(昭和34年)卒業だから、それから65年が経過している。同期の卒業生は32名で、音信不通が4名、死亡が15名、存命が確認できるのは13名となっている。

この同級会、切れ切れではあるがずっと続いてきた。50歳を過ぎるころから毎年行うようになり、多いときには25名くらい参加していた。

同級生の一人が務める出版社の寮が熱海にあり、ほぼ貸し切り状態で宿泊できるので、1泊して、飲み、語り、歌い、碁盤を囲む会がかなり長い間続いた。

寮が閉鎖になり、東京の学士会館に場所を移して昼飯を食べる形に移行したが、間もなくコロナ禍で中断となり、それを境に、参加者の数が減ってきた。

わたしは、ずいぶん前に幹事を頼まれて、相方が止めていって取り残され、万年幹事のような役をやってきた。

今回メールとファックスで通知をしたところ、3人から欠席の、5名から出席の返事をそれぞれもらった。

返信のない人たちに念のため電話をかけたところ、声を聞くことはできたが、かなり不明瞭な話し方であり、いずれも出席は無理ということであった。

そんなこんなで、万年幹事としてはこの辺が幕の引きどころと考え、出席者の了承を得ることができた。

わたしを含め出席者6名は、肢に多少の不自由はあるがいずれも矍鑠たるもので、各自の近況報告はなかなか話が終わらないほどであった。学生時代の思い出話、当時の先生方の消息と話題は尽きず、あっという間の2時間だった。

この調子ならまだ集まりを続けられのではという気分になりかけたが、何事にも終わりはあるもの。言い出したことをひっくり返せば切りがないと、別れを告げて帰路についた。

胸中寂寥。

 

STOP WAR!

コメント (3)
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