今 年 の 第 九
年末恒例のN響の第九を聴きにNHKまで出かけてきた。
北千住で乗り換えた千代田線は、わたし以外は全員若者。その中の一人が席を譲ってくれた。木枯らしの中を出かける酔狂な年寄りは余りいないらしい。
このコンサートの楽しみは、音楽のほか高校時代の友に会えること。しかし、年々集まる数が減って、今年は5人だけだった。
指揮はイタリア出身のファビオ・ルイージさん。歯切れのいいテンポの演奏に気持ちよく身を委ねた。
終演後、元N響ビオラ奏者で、この集まりのお世話をしてくださる村山弘さんに感想を伺ったところ、「モダン」な演奏だったとのこと、なるほどと納得した。
NHKを後にして、一同原宿まで歩き、どこかでお茶でもとまわりを見まわしたが、様変わりした原宿駅周辺に、数世代前のわれわれにはどこに入っていいやら見当もつかず、わたしはお先に失礼して帰路に着いた。
来年はどうなるか。あまり考えないでおこう。
ともあれ、楽しい半日が終わり、また年の瀬に近づいた。
なお、原宿でうろうろしている間に、中山競馬場では今年最後のG1レース、有馬記念が行われ、わが投票馬は圏外に沈んでいた。毎年同じことを言ってしまう。来年こそは捲土重来を!
STOP WAR!