年の瀬心の会
5月に再会を約した「心の会」の集まりに行ってきた。
この会の仲間は、50年以上前に催涙ガスや農薬の毒性の研究を通じて知り合い、その後それぞれの道に進んだが、70歳を過ぎてから中の一人が声をかけ、同じ時空を共有した気心が通じ合う仲間として旧交を温め始めたものである。
会場は5月の前回と同じ東京都文京区の菊坂通りにあるハワイアンレストランOGO’s CAFÉ KIKUZAKA。店内はハワイアンムードにしつらえられ、大型テレビの画面からは本場のフラダンスの映像が流されていた。
全員が集まれば7人だが、今日は2人欠席。90歳を超える最長老のKさんは、呼びかけに反応がなく、姿を見せないのが心配である。
話は昔話になり、最長老のわたしが学生時代のサークル活動や学生自治会の話をしたところ、そんなに歳は違わないのにみんなから珍しがられ、時代の「生き証人」として、是非その話を文字にせよと迫られた。そんなに長生きをしたのかとあらためて感じた。
ビールを飲みながら、わたしが「世界的にビールの減少をノンアルコールビールで補っているのは、ビール会社の陰謀で、ビールの代替飲料がノンアルコールビールである必然性はないのでは」と、疑問を呈したところ、「ノンアルコールビールにはホップが入っているので、認知症の予防にいいのだ」と反論された。しかし、下戸にとってはノンアルコールビールは美味い飲料ではないような気がする。
次々と話題が出てあっという間の3時間で、来年5月の再会を約して散会した。
帰路の東京駅周辺は、木々の電飾と人出であふれていた。
日本は平和である。
STOP WAR!