博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

モネ展

2016年02月15日 | 文化・社会

 近所(徒歩12分ほどです)の福岡市美術館で開催中の「モネ展」に家内と出かけてきました。私は中学生の頃、実家の机の上にモネの「印象 日の出」のポストカードをなぜか飾っていたことがあったのですが、その「印象 日の出」も展示されていました。今でこそ印象派の名称の由来になった作品ですが、制作当時の評価は低かったのだそうです。

 福岡市美術館の解説によりますと、印象、日の出》は1874年の展覧会で公開されましたが、「描きかけの壁紙の方が完成度が高い」と揶揄する記事が一部の新聞に掲載されたものの、ほとんど注目されませんでした。一方で、「印象派」という言葉もこの時生まれ、1874年の展覧会に出展したモネのほか、ルノワール、セザンヌら画家仲間たちの呼び名となったのです。「印象派」という呼び名は急速に広まりましたが、そのもととなった《印象、日の出》は徐々に忘れられていきました。1878年に競売にかけられましたが、目録に掲載されたタイトルは《印象、日の入り》。ジョルジュ・ド・ベリオ医師が落札しますが、価格はわずか210フランでした」とのことです。

 福岡市美術館での展示は今月22日までです。

詳細はこちら ⇒ http://monet-fukuoka.jp/outline/


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