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本ブログで木星のガリレオ衛星の一つであるイオの火山についてご紹介いたしました。本日2月15日はガリレオ衛星の命名の由来となったガリレオ・ガリレイ(1564年-1642年)の誕生日です。ガリレオは、コペルニクス、ケプラー、ニュートンと並ぶ「近代科学革命」を生み出した人物として有名ですね。彼は倍率20倍の手製の望遠鏡で月面を観察し、そこに起伏のある地形があることを発見し、月も地球に似たところのある天体であることを発見します。そして天の川が無数の星の集まりであること、木星の周囲にある4つの衛星を観察します。こうした驚くべき発見を記録したものが上記の『星界の報告』です。ガリレオのこうした観察まで、当時の人々は宇宙は神々の世界で地上とは全く異なる世界だと思われていましたが、ガリレオの発見によって宇宙にも地上と同じようなところがある世界だという認識が広まるきっかけとなったされています。このような認識の広まりが「近代科学革命」の土台となったとされています。
資料:『星界の報告』(講談社学術文庫 2410 2017年)