
北朝鮮によるとされる韓国軍哨戒艦の沈没事件について、国際調査団の発表に注意を引き付けられました。
ソース:朝日新聞の報道http://www.asahi.com/international/update/0520/TKY201005200106.html?ref=reca
海中から発見された北朝鮮の魚雷の破片に「一番」という番号が記されていたというのです。それを読んだ私は随分前に見た表題の映画を思い出しました。米ソ冷戦がまだ生々しい現実の脅威だった1965年に制作されたアメリカ映画(主演:リチャード・ウィドマーク、シドニー・ポワチエ、監督:ジェームズ・B・ハリス)です。
グリーンランド近海で哨戒を行っていた米海軍駆逐艦ベッドフォードは、情報収集を行っていると思われるソ連潜水艦を発見します。偏執的な艦長は執拗にソ連潜水艦を追い詰め、接触事故まで起こします。周囲の軍事アドバイザーや取材のため同乗している新聞記者はなぜそんなに危険なことをするのかと艦長に抗議しますが聞き入れません。艦長はDon't worry commodore. Bedford will never fire first. But if he fires one, I'll fire one.(心配無用。こちらから攻撃をかけることは決してない。だが奴がもし魚雷を発射するなら、こちらもミサイルを発射する)と言います。それを聞いたミサイル発射係はソ連潜水艦にミサイルを発射してしまうのです。発射係は長時間の追跡と艦長の叱責で神経が消耗しきっていて、艦長の最後の言葉に反応してしまったのです。つまり艦長がoneと表現したものはミサイルの代名詞です。しかしストレスで消耗しきった発射係はそのoneを「1号ミサイル」と聞き取ってしまったのです(この解釈は後に映画解説で知りました。映画を見た当時はそういう意味だとは分かりませんでした)。1号ミサイルと北朝鮮の魚雷が1番と記されていた事実との暗合を私は感じたのでした。今回の事件の真相を説明する一つの方法かもしれません。その場合は害意を含んだ北朝鮮側の過失ということになりますが、何の罪もない韓国の人々46人が亡くなっているのですから、北朝鮮当局の責任は決して免れません。韓国政府と被害者への謝罪と賠償が求められて当然です。北朝鮮当局は一刻も早く説明責任を果たすべきでしょう。
ソース:朝日新聞の報道http://www.asahi.com/international/update/0520/TKY201005200106.html?ref=reca
海中から発見された北朝鮮の魚雷の破片に「一番」という番号が記されていたというのです。それを読んだ私は随分前に見た表題の映画を思い出しました。米ソ冷戦がまだ生々しい現実の脅威だった1965年に制作されたアメリカ映画(主演:リチャード・ウィドマーク、シドニー・ポワチエ、監督:ジェームズ・B・ハリス)です。
グリーンランド近海で哨戒を行っていた米海軍駆逐艦ベッドフォードは、情報収集を行っていると思われるソ連潜水艦を発見します。偏執的な艦長は執拗にソ連潜水艦を追い詰め、接触事故まで起こします。周囲の軍事アドバイザーや取材のため同乗している新聞記者はなぜそんなに危険なことをするのかと艦長に抗議しますが聞き入れません。艦長はDon't worry commodore. Bedford will never fire first. But if he fires one, I'll fire one.(心配無用。こちらから攻撃をかけることは決してない。だが奴がもし魚雷を発射するなら、こちらもミサイルを発射する)と言います。それを聞いたミサイル発射係はソ連潜水艦にミサイルを発射してしまうのです。発射係は長時間の追跡と艦長の叱責で神経が消耗しきっていて、艦長の最後の言葉に反応してしまったのです。つまり艦長がoneと表現したものはミサイルの代名詞です。しかしストレスで消耗しきった発射係はそのoneを「1号ミサイル」と聞き取ってしまったのです(この解釈は後に映画解説で知りました。映画を見た当時はそういう意味だとは分かりませんでした)。1号ミサイルと北朝鮮の魚雷が1番と記されていた事実との暗合を私は感じたのでした。今回の事件の真相を説明する一つの方法かもしれません。その場合は害意を含んだ北朝鮮側の過失ということになりますが、何の罪もない韓国の人々46人が亡くなっているのですから、北朝鮮当局の責任は決して免れません。韓国政府と被害者への謝罪と賠償が求められて当然です。北朝鮮当局は一刻も早く説明責任を果たすべきでしょう。
私は「北朝鮮だって、船一隻いきなり沈めたって、リスクとデメリットだらけで、メリットなど皆無だろう(北朝鮮の計画的犯行ではない)」と思いつつ「韓国だって、いくら北朝鮮に戦争しかける口実作りでも、死者百何十人出す自作自演はしないだろう」とも思い、不思議でした。
余談ですが、大韓航空機爆破事件も、私はどっちの言い分にも上記と同じ理由で今も半信半疑です。仮に、航空機爆破が北朝鮮の計画通り完璧に遂行されても、北朝鮮には別にメリットは無かったような。