音符のこと。

2007年02月07日 | 思う

私がランプを吊すとき

いつも

特に法則性をもたせずに

なんのきまりもつくらずに

その時の私の思いのままに

ランプの高さを決めて吊します。

アトリエのランプ達もそうですし

今まで何回か出たイベントやグループ展の時もそうでした。

特にその理由を考えたこともなかったのですが

今回の作品展で作曲家のK氏から

「このランプの並びがいいね。」

というお言葉をいただきました。

私はそのランプの並びを眺めながら

「音符みたいですよね。」

私が言うと

「僕はこのランプの並びを今すぐ演奏できるよ」

おっしゃった。

その

とき

私は今までどうしてあんなにも楽譜に惹かれるのか。

細い線と楕円で構成された楽譜の美しさが

私が好きで好きでたまらない

「線」や

「まる」や

「しかく」や

「さんかく」

につながっているんだと気がつきました。

そして

ランプを通じて「静けさ」を求める一方で、

リズミカルにも思える吊されたランプ達が、

やっぱり恋しい

「音」を表現してくれているのではないのでしょうか。