ひらひら の 味。

2008年03月07日 | 食べ物

菜の花 ゆでて食べました。

何も付けずにそのまま。

春の味は苦くて美味しい。

目覚めの味。

わたしの生まれたところ 稚内の山菜で、

ひらひら する味の山菜がございます。

わたし その 山菜を初めて食べたのは

かなりの大人になってから。 (名前は忘れました)

青菜を ゆでて 水にさらして 指の後がつくほど ぎゅう としぼって

小鉢に盛って 適当にばらけて (しぼった指の後をほぐす)

ふわふわのかつ節かけて 醤油を「の」の字にさっとかける。

最北の稚内 景色は ロシアに近い稚内。

そこで 採れる ひらひらする味の青菜。

ゆでてくれたおばさんは、

「 どう? ひらひらするしょ 」 とわたしに 言う。

ひらひら? (わたしはとりあえず食べてみる)

それは なんとも 苦くて 辛くて 青くて 若い。

おいしい。。。。

冬眠から冷めた時に 食べる 味?

食べていくうちに わたしは この味が

ひらひら 

という言葉以外にない事を 頭の芯の方で しっかりと感じとる。

「うん ひらひらするね」 と わたしは 答えて。

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言葉で つながる。

ひらひら を 共有する。

同じ気持ちを 感じあう。

ひらひら を 共有する。

同じ言葉を 感じあう。

日本語って たまらない。