庭の楽しみ。
時々遊びに来る鳥たちを眺めること。
小さなウメの木に一羽の鳥が止まって
ち ち ちー ちい ちい ちー
と呼びかけているような声を出す。
おや おや 君はこんなふうに鳴くの?
と 思っていますと
しばらくすると もう一匹の鳥がやって来る。
あぁ 恋人かしら。
二羽で 少し早口にしゃべって
さーっ と 飛んでいく。
体をぴたりと
寄せ合って。
写真に撮る暇もないほど一瞬の出来事なのに
頭の中に記憶されたその光景は
とても ゆっくり としている。
。。
時間は思っているより
ゆっくりと流れているんじゃないかしら。
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