2本の手でできること

2009年09月09日 | 制作

何か 違うの 触った瞬間 違うの

他の人にはわからなくても 私にはわかるの

それが 私は だめなの

、、

4年ほど前、ある自宅ショップのオーナさんが話してくれた言葉。

その方が、今から20年ほど前、その頃務めていたショップで、

自分が作った雑貨を、自分の作れる分だけ、お店に並べていたそうです

ある日 その雑貨に1000個の注文が来たらしい

その方はびっくりして 近所のお裁縫の出きる主婦の方たち

総動員して、完全分業、流れ作業で能率よく作業し

どうにかこうにか 納期まで1000個のものを作ることができた

で 出来上がったものを さわった瞬間

その方は 「あ 違う」 って 感じたって

そしてこのやり方は 「私には向かないの」 って言っていました

わかるなぁ この感じ

、、

この話を わたしは時々思い出す

ガラス選びから デザイン 模型を作って ガラスカット・・・

うまくいかない やり直し

レシピを自分でつくるから 失敗も多いし

それにかかる サンプル作りにも 頭を悩ます

ステンドグラスの作業は手間がかかる

時間ってどうしようもない

この作業を誰かに頼んだら もっと効率よくできるなぁ

もっといろんなことができるなぁ

と思うこともあるけれど

きっと わたしにも 向かないだろうなぁ

最初から 最後まで 手をかけて 

やっと ひとつ

やっとの ひとつ が できあがる