シバレガラス

2012年05月18日 | 制作

グルーチップと呼んでいるガラスがあります。

ガラスに鳥の羽根のような模様が入ったガラスです。

寒い日の窓にできる雪の結晶模様とよく似ているので

「シバレガラス」という人もいます。

このガラス、ニカワを使って自分でも作れることは聞いていて、

自己流で何度か試してみたもののうまくいきません。

大阪に行った際、ガラス問屋の社長さんにお会いして、

このグル-チップのガラスの作り方を聞いてみました。

社長さんも遠い記憶をたどる感じで、ニカワを使うこと

温度、乾燥の時間やタイミング、ニカワのはがし方などなど

かなり参考にはなったんですが、いまいちわからないのが詳しいニカワの使い方。

札幌帰って試してみても、うまくいくかなー?

なんて思っていました。

で す が

3日から始まった北海道物産展「ホロベツ民芸」さんが

マキリ(アイヌの小刀)を作る工程のビデオを流していました。

マキリに使う「のり」はニカワなんだそうです。

わたしにとってヒントがいっぱいのビデオでした。

ありがとうございます。

ニカワって鹿の爪の中から取り出すんですね

知らなかった。

それからは、ホロベツ民芸の浦河氏に食いつき

(しつこく)ニカワの使い方を教えてもらいました。

ここでもやっぱりありがとうございます

やった! 少し見えてきた。 

そろったよメンツが。

もしかしたらオリジナルのグル-チップガラスができるかも。

グル-チップガラスはもう廃番になってしまい、

今わたしの手元にあるものも数枚しかない

あとは各問屋さんにあるものでおしまいのガラス

かなりがっかりしていた私もこれで希望がみえたかも

まだ試してないのに、できたつもりになってます。