中心気圧が900hPaと
「猛烈な」強さに達してしまった「ヴォンフォン」こと台風19号。
只今、ちょうど方角を北に向けている最中、
気象庁の予報では13日朝に偏西風に乗って、今度は北西に進路を変え
14日朝大阪を直撃するという、きっどさんにとっては最悪のパターンの恐れが。
この規模・進路で連想されるのが「戦後最強の台風」との称される、
「第2室戸台風」
だいたいにおいて内海の大阪に「台風が直撃」した時は、本来はかなり勢力を弱めている。
が、第2室戸、更には初代の室戸台風は室戸岬をかすめた後、紀伊水道を通って、
殆ど勢力が衰えないまま、こっちに来ちゃったんですな。
(上陸地点は尼崎と西宮の間くらいと言われている)
日本の観測では中心気圧918hPaが最低値とされているけど
アメリカ海軍による飛行機観測で888hPaというとんでもない数値が観測されている。
第2室戸台風が近畿を襲ったのは昭和36年だから、きっどさんが生まれる前。
でも両親からこの時の恐怖は散々聞かされてきた。
今でも母親は「生まれてこの方、一番怖かったのは第2室戸の時や」と言っている。
その第2室戸に勝るとも劣らない勢力の台風19号が、
同じようなコースを辿って、三連休明けの近畿を襲おうとしている。
戦前の初代室戸台風は「昭和の三大台風」にも数えられ、3000人以上の死者・行方不明者を出した。
戦後の第2室戸、そして今回の台風19号は「平成の室戸台風」として「第3室戸台風」と化してしまうのか?
自然災害が相次ぐ平成26年、これ以上は勘弁して頂きたい。