意味がわかると怖い話２１６５ 「ホテルで集団自殺」

当時17歳ぐらいだった僕は、家族と一緒に北海道は阿寒湖のホテルに泊まりました。
地上8階の4人泊まれる部屋で、その夜、みんな寝静まったけど
僕だけ眠れずに起きてたんです。
ホテルの部屋ってなんか暑苦しくて寝づらい時があるじゃないですか。
あんな感じで。
時間はわからないんです。
目を瞑って考えごとしながら、眠気がくるのを待ってた。

でも、どうしても眠れない。
よくあることなんですが・・・目を開けて、ふと窓の方を見た。
そして、あ、なんか動いてるな。
と思って目を凝らして見た。

そしたら窓の外で
人間がバラバラバラーッて感じで組み体操みたいに
塔を作っていくのが見える。

下から、どんどんどんどん人間が這い上がってきて、
肩車で次々に塔を作ってる。
背筋がゾクッーっ！として
全身鳥肌立っちゃって、もう動けない。


なぜか、目も瞑れないんです。
もう泣きそうになりながらジーッと「ソレ」を見ていたら、
何かが上の方から、落っこちていったのが見えたんです。
すると、組み体操もバタバタバターッて、一斉に力が抜けたように崩れて窓から見えなくなった。
ふーッと肩の力が抜けて金縛りも解けた。

この夜のその後の記憶はありません。
次の日、新聞で知りました。
あの日、あの時間帯・・・・
あのホテルで投身自殺をした方がいたそうです。
しかし、遺書は無かったそうです。

聞くと、そのホテルの近くの湖で、かなりの人数が水死したことがあり、
そのホテルでは、度々このような自殺が起こっていた。
ということで、2階から順番に8階まで
各階4人づつ死んでるそうです。

あの日の自殺が、9階で初めての自殺者だった。

暑かった！

今日からサマースーツにしたけど、
それでもレンタサイクルで走ってると汗かいたもんな。
(箕面の坂が厳しい過ぎるのもあるけど)

明日は更に気温が上がるとか、
よし、上着レスだー！

今年のサマースーツの寿命1日と。