お客様と漫画の話題になり、萩尾望都さんの「百億の昼と千億の夜」や山岸涼子さんの「日出処の天子」が好きとお話した時に、きっと好きだと思いますよ〜と貸して頂いたのが…
水樹和佳子さんの「イティハーサ」
お客様の予想は見事に的中!
一気に読みました。
漫画家さんは、魂の記憶を伝える役目を持っている人が多いですね。
神名を持つ国日本。
富士の秘密。
輪廻転生。
神の役割。
人の役割。
知りたいことが散りばめられていて、物語の世界に引き込まれました。
ぶーけに連載されていたからか、少女漫画の要素もあるので、このエピソード必要?と思った箇所もあったのですが、作者の伝えたいことがラストに集約されていました。
「真実を知りたい。」「自分でえらびたい。」という欲求は、私も生きている限りなくしたくないと思いました。
盲目的に何かを信じてしまうのは、危険なことですね。
石にもタロットに対してもその姿勢を持ち続けたいです。
あとがきに作者が10代の時に見た夢の話があったのですが、私も幼い頃に見た夢があって、怖いけれど忘れたくない感覚が似ていました。
作者の方に興味が湧いて調べてみると、今はフラワーアレンジメントのお仕事をされていました。
四半世紀されていた漫画家は、イティハーサを描いたことで、修行はここまでと思われたそうです。
新作を読めないのは、ちょっと残念ですが、役目が終わって好きなことされている気がしました。
お客様にお借りしなかったら、出会わなかった作品でした。
ありがとうございます
こちらのブログを読むと理解が深まりました。
精神世界の鉄人のブログ