【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

「職人」論

2008-07-23 05:11:26 | IT土方(IT土方のスキルについて)
職人でいたい/経営者になって儲けたい、という相反する考え方が、料理人の世界にも適用されんのかなあ、って思った。

いつまでも厨房に立つヒトもいれば、店舗展開に奔走して、滅多に自分の店にこない、というヒトもいる。

どちらも、悪いことじゃない。でも、前者が「職人」であることは間違いない。
職人、兼、零細企業の「社長」だよね。

後者はね、実は料理を作ることは、キラいなんだよ。手段のひとつにすぎない。

あとは、ペコペコされたいとかちやほやされたい、とかね。

なんだか後者の悪口を書いているみたいに見えてしまうんだけど決してそうではなく。。表現がムズカしい。

前者は確かに理想ではあるんだけど、前者でありたい、を強調するような風潮もハナにつく、というか。。

つまり、オイラたちの世界もあちらさんもけっこう、似てるよね、と。
ITで起業したいヤツなんて、実はシステムのことがキライなんだろ?

いや、オイラもキライなんだけど。。 でも、部下を従えることに快感をおぼえるようなタイプじゃないんだよなあ。

常にギョーカイに対する違和感、居心地の悪さを感じながら早xx年。。


だから、「職人でいたい/経営者になって儲けたい」の二者択一じゃないんだよね。
カンタンにいえば「職人になってかつ大儲けしたい」なのかなあ? でもそれは妄想だよねえ。。

そもそもIT土方を「職人」なんて考えてないしなあ。「専門職」だとは思っているけれどもいわゆる「職人気質」とはぜんぜん違うし、そういう間違ったプライドは持つべきではないと思う。(「間違ってないプライド」は、ある)

職人は自分の仕事に誇りを持ってんだろうし、仕事が好きなんだろうけど、オイラたち土方はあえて仕事を好きになる必要はない。誇りを持つ必要もない。
いわゆる「人夫」は、職人とは違うんだよ。その自覚を持つところから始まる。