【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

■ひとり公論・30代男子成長記録(30~40代大卒男性向けメールマガジン)vol.096

2007-06-23 06:57:01 | メルマガ移行
マスコミの、発信側というのは、アタマの良いヒトたちが集まっています。

「あちら側」が考えている庶民(そこに私も含まれているのは腹立たしいのですが)
のリアクションはすべて「織り込み済」だということです。
我々のリアクションはほぼすべてが、「あちら側」の想定の範囲内におさまってしまいます。

我々はその事実を、最初から頭に入れて、注意して行動しないといけません。
「あちら側」にはマーケティングのプロがいるのです。最初からプロにはかないません。

プロはそのこと(我々を情報操作すること)ばかり考えていて、それで生活がかかっているのです。





-Wii騒動

だいぶ前ですが、「Wii」がちょっとしたウワサになっていました。
「オトナが買っても面白い」という「情報」がマスコミを通じて伝播し、有名人が
口コミライクに「面白かった」とウワサを拡げ、在庫を絞って飢餓感をあおり。。

これだけ世の中にゲーム機があふれていても、まだ売れる。しかも、「いいオトナ」が、
ファッショントレンドのひとつとして、競って買う。

ある意味、現代社会においては典型的な宣伝手法でした。


「面白い」というウワサ(仕掛け)に、なぜ飛び乗ろうとするのか。
しかも、いいオトナが、半ば本気で。

昔はそこに「テレ」という(躊躇させる)感情があったのです。
私にも「テレ」が残っていますし、そういう自分は正しいと確信しています。

本当の楽しみというのは、そういうところからくるものではない、というのは明白だと
思っていたのですが、そうでもないことを最近知りました。

ほとんどの人は「本当の楽しみ」を自分で能動的に見つけるのが面倒くさくてたまらないのです。
いつも能動的に「自分探しの旅」はしているくせに。。

いや違いますね、もともと能動的でないくせに「自分探し」なんかしてるから
いつまでたっても「旅」は終わらないのです。
なぜなら、ただ待ってるだけなのですから。。

人はマスコミの「仕掛け」にこそ乗ろうとするのです。単なる個人の推薦にはあまり
乗ってきません。
なぜマスコミの仕掛けだと「いいオトナ」が簡単に後押しされてしまうのでしょうか?

最終的には、頑固ものだったはずの人もほとんど「牙城崩れ」で言い訳をしながら
マスの仕掛けに乗ってゆきます。(それなら最初から乗ればいいのに)


仕掛けというのはそれほど強固で、恐ろしいものだ、ということです。

自分は、これからもずっと「いいオトナが。。」という考え方を最優先にしてゆきたいと
思っています。

これからの時代、その考え方が、マスコミに対する防御壁(FireWall)になってゆきます。