【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

[IT土方]ムズカしい運用保守

2007-06-26 06:17:24 | IT土方(「ITセコム」 運用について)
現行システムを運用してゆく中で、ちょっとスキルを要するチューニングとか、増設とか撤去とか、頻繁に発生するんだけど。。

現行運用部隊は、「それは構築の仕事でしょ」と、逃げる。
要は、運用部隊は、「できない」のよ。スキル的に。

構築部隊は、カットオーバしたらはい、さようなら、と逃げたくてしょうがない。
カットオーバして初期運用対応して、もう契約は終わってます、という言い訳がある。
ちょっとつけいるスキを見せると、運用までどこまでも付きまとわれるからな。ストーカーみたいに。

だから、お客は、構築スキルを有する人材を運用フェーズで確保しとかなきゃならないんだ。

お客も悪いっちゃ悪い。ランニングコスト削減ということでまず人件費を削っちまう。カネを積まなきゃ、受動的に運用保守をやる人間しか残らねーよ。

インフラで、いちばんヒトが足りないのはそこだと思う。
運用フェーズで、顧客要望に「柔軟に」対応できる人材。
「できません」「工数が。。」とぶーぶー言わない人材。

SIerからすると、もっともウマみのないスキマ産業。

お客からすれば、現行システムのメンテナンス、チューニングは、構築したSIerにアフターフォローとしてやってほしいんだよね。(カネはシブるクセに)


そこで、オイラたちIT土方(外注)の出番となる。
のだが。。

構築部隊は逃げまくり、運用部隊は「できません」で、お客からの要求だけはクリティカルで、さらにサイアクなことにできあがってるシステムは問題だらけ、ときている。

で、前にも何度も書いてるけど、この状況でプロマネとか任されたりするともーサイアクの中のサイアク。

「ヒトは自由に使ってもらってかまわない」とかいわれ。。

みんな逃げ腰で、工数すら確保できない。そしてそもそも、コイツらはスキル的にも人間的にもツカエねーヤツばかり。(ココがポイント)

お客からは、「ちょうどいいインタフェースがやってきやがった」と、「あれやれ、これやれ」の嵐。

外注としてぽんっと投入された状態であれやれ、これやれなんていわれてもさっぱりわからん。


こういう四面楚歌の状態で、外注としてモチベーションを保ちつつ仕事をこなしてゆくのは相当難しいことだ、ということを理解してほしいものだ。

「やりたくない」仕事を安易に外注して丸投げすんな!
そのうち誰もやらなくなるぞ?!