詐欺っぽいものが好きな人が多い

詐欺師と聞くと「悪人」とか「犯罪者」と連想する人がとても多いです。そして、詐欺師がいるから、世の中の多くの人が被害を受けて、大変な迷惑を受けていると、多くの人は考えているわけです。しかし、実は、詐欺師がいるから、詐欺に引っかかる人が出てくるのではなく、詐欺っぽいものが好きな人が多いから、そのニーズに応える詐欺師が出てきているものなのです。詐欺っぽいものが好きな人は、真っ当なものや、堅実なものへの興味が薄く、そういったものが目の前にあっても見向きもせず、詐欺っぽいものをいつも探しているのです。そして、いつの世も、そのニーズに応えるために詐欺師が出てきて、その詐欺師が消えても、また新しくニーズに応える詐欺師が出てくるというわけです。ですので、詐欺師を批判しても逮捕しても、詐欺っぽいものを求める人がいる限り詐欺師は生まれ続けて、世の中は変わらないものです。川島和正


これ、ぜったい重要な話！