Fさんが、10号の水彩画を描いてきました。

Fさんは、デッサン会のメンバーで、絵を始めて半年で埼玉県の県展に入選し、昨年も二年続けて入選した人です。
そのFさんが、麓原会の春季展に出品する絵を持ってきました。
これは、構図についてなど、自分で考えて描いた物です。
やや、メルヘン調な感じがしますが、なかなかまとまっていて、楽しい絵になっています。
この状態は、左の木の表現がリアルで、上手い絵なのですが、それ以外がやや子どもっぽい味なので、どうしようかなというところです。世界の統一を図った方がいいかなと思います。
右側の山並みを見ると、空気遠近法に則って、空間をあらわしていますが、それ以外は、ややお伽話の世界のような感じがします。
どちらに合せるかという問題がありますが、相談したところ、リアルさを求めたいということでした。それで、それならもう少し光の方向を意識して、建物などに明暗を描いたらどうでしょうかとアドバイスしました。
今は、どちらから光が当たっているかが、曖昧です。
白壁の建物が目立つので、それをメインにするなら、右側から光を当てて、左の面を暗くしてみてはいかがですかと言いました。その方が建物の立体感は出ます。
また、畑の中の木も今は、浮いているように見えるので、木の左下に影を描けば、そこから生えている感じが出ますよと言いました。
山の中に立っている送電線の鉄柱のようなものが浮き出しているので、空気の中に入れてくださいと言いました。
畑の線もややくねくねしている部分が気になるので、どこかを遮るように手前に草を描くとか、工夫してくださいといいました。
一番左の部分が曖昧なので、前後関係をしっかり出してみてくださいといいました。
この絵のこの段階でのアドバイスを書いてみました。
展覧会は、4月1日から3日です。さあ、どのようになるでしょうか。

Fさんは、デッサン会のメンバーで、絵を始めて半年で埼玉県の県展に入選し、昨年も二年続けて入選した人です。
そのFさんが、麓原会の春季展に出品する絵を持ってきました。
これは、構図についてなど、自分で考えて描いた物です。
やや、メルヘン調な感じがしますが、なかなかまとまっていて、楽しい絵になっています。
この状態は、左の木の表現がリアルで、上手い絵なのですが、それ以外がやや子どもっぽい味なので、どうしようかなというところです。世界の統一を図った方がいいかなと思います。
右側の山並みを見ると、空気遠近法に則って、空間をあらわしていますが、それ以外は、ややお伽話の世界のような感じがします。
どちらに合せるかという問題がありますが、相談したところ、リアルさを求めたいということでした。それで、それならもう少し光の方向を意識して、建物などに明暗を描いたらどうでしょうかとアドバイスしました。
今は、どちらから光が当たっているかが、曖昧です。
白壁の建物が目立つので、それをメインにするなら、右側から光を当てて、左の面を暗くしてみてはいかがですかと言いました。その方が建物の立体感は出ます。
また、畑の中の木も今は、浮いているように見えるので、木の左下に影を描けば、そこから生えている感じが出ますよと言いました。
山の中に立っている送電線の鉄柱のようなものが浮き出しているので、空気の中に入れてくださいと言いました。
畑の線もややくねくねしている部分が気になるので、どこかを遮るように手前に草を描くとか、工夫してくださいといいました。
一番左の部分が曖昧なので、前後関係をしっかり出してみてくださいといいました。
この絵のこの段階でのアドバイスを書いてみました。
展覧会は、4月1日から3日です。さあ、どのようになるでしょうか。