絵画指導を求めて、今日、お二人の方がお見えになりました。
もう長年お付き合いをしてきた絵の仲間です。
しかし、なかなか指導を求めては来ませんでした。
お二人とも、人物をお描きになっています。
そして、お二人とも東京の立派な展覧会に入選もした経験のあるかたです。
しかし、今回私のところへアドバイスを求めてやってきました。
実は、かなり描けるようになると、なかなか指導を求めてお願いしますという事が言えないのですね。
だから、今回はある意味で、驚きもあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
でも、指導を求めてくると、普段では言えないことが言えるようになります。
やはり、展覧会で批評を頼まれても、ある所で、ブレーキをかけてしまいます。
私が教えている人ではないのだから、これ以上言っては失礼だなと思って、遠慮してしまうのです。
実は、多くの場合は、構図からダメです。それを良いと言われるまでやり直すということは、私の指導をきちんと受けることからやらないとダメなので、ある部分を一つや二つ直したくらいでは、とても良くする自信はありません。だから、言わないで済ますのです。
「正直に言うと、全くダメなんですよね」と言わなければならないからです。
ーーーーーー
しかし、今回のようにきちんと指導を受けたいとなると、正直な話ができます。
要するに、全くダメだという話ができるのです。
じゃあ、どうすればいいの?となりますから、では、一から考え方を教えますという事になる訳です。それは、ただ、口で言っただけでは分からないから、一緒にやってみましょうということにもなります。まず、テーマと構図を探すことからです。
静物画なら、モデル組みです。人物画ならポーズと服装と背景です。もちろん光の方向が大切です。
風景画なら場所探しです。
正しい答えは、いくつもあります。そして、ダメな答えもいくつもあります。そこから学んでもらいます。
私のダメ出しを何度も経験してもらって、その都度学んでもらうのです。
私が教えるとなれば、この人の力ならこのテーマでも良いとか、この人はこのテーマでは心配だとかいうことが出て来ます。
それによって、良い悪いを判断します。
私は、実は絵画制作の一番大事な部分は、そこだと思っています。
その人の実力に合ったテーマと構図ですね。
いま、私が教えているデッサン会の生徒さんたちは、それをやらされています。
だから、ある意味で、根性がないとやれません。
かわいそうなくらいダメ出しをされて、それでも歯を食いしばって、良いと言われるまでやるのです。
その姿勢で、めげずに取り組む勇気をもってほしいですね。
麓原会のメンバーの方なら、どなたでも私のやり方でやれば、県展入選レベルの絵になります。
後は、「お願いします」という勇気を持てるかどうかです。
私は、高校生に教えているときもそうでしたが、「下手でもいいよ、根性があれば、信じて付いてくる姿勢だけ持っていれば、必ず入選レベルまで持って行ってやるからな」と言っていました。ダメと言われてくじけずに付いてくるハート、それが大切なのです。
私の指導は、インチキではありませんから、大変ですよ。その代わり今まで知らなかった絵画制作の重要なことに気づくと思います。
そして、この指導を3~4年繰り返していると、私が教える部分が段々と減っていきます。
私が話すことが、最初は何のことかわからなかったのが、段々と分かってきます。
だから、今回で5年連続県展入選を果たしたYさんなどは、初めは、「ええーー、そうなんですか?」という驚きの声が多かったのですが、最近は、「そうですね、私もそう思っていました」という反応が多くなりました。
もう、私の言うことを予想さえできそうです。
そして、人によってですが、初めての時は、私が一部描いて示すこともありますが、2枚か3枚めになると、もう私が絵に手を触れることはありません。元々最初から一度も触れてないという人もいます。
描いて示す場合でも、ほんの一部やり方を示すので、それを真似してやってみてくださいと言いますから、99パーセント本人が描くのです。また、完全に完成の状態には部分といえども描いてやりません。必ず、他を描き進めると、その状態では物足りなくなりますから、その部分をまた、本人が描かざるを得ない訳です。
指導者としては、いらいらします。しかし、それは仕方がありません。本人が自分の力で描いたと思えなければ、実力が付かないからです。
私の生徒さん達が、あまりに大勢県展に入選するので、誤解する人がいます。
先生が描いてやっているからだと、高校生に教えている時もそのような誤解を受けましたが、私は大まじめで、インチキをしないでやってきたのです。
それをやっていては、私が身が持ちません。60名以上の生徒がいたのですから。
だから、疑いをもたれる方は、ぜひ一度私の指導を受けてみてください。
私のアドバイスを受けている人たちが、いかに大変な努力をしているかお分かりになると思います。
そうだ、通信指導のTさんが証明してくれていますね。私は指導として一度もお会いしてないのです。
アドバイスは、ほとんど言葉です。メールの言葉だけのアドバイスであのような絵をかけるようになりました。
どなたでも、多少時間の差はありますが、上手くなります。
騙されたと思ってやってみませんか。そうです、騙されたと思う事が重要です。
頭をからっぽにしてください。良い意味でバカになってください。
そうすれば、誰でも描けるようになります。
そう言われて、その通りにしましたという方が、人形を描いたデッサン会のNさんです。
むしろ、そう言われて気楽に取り組むことができたとおっしゃっていました。
初めの県展は落選しましたが、めげずに挑戦して、もう3年連続県展入選を果たしました。
麓原展でも、特選を取りました。すごいですね。
これも、一つの勇気です。「お願いします」という勇気です。
その一歩が踏み出せるかどうかですね。
もう長年お付き合いをしてきた絵の仲間です。
しかし、なかなか指導を求めては来ませんでした。
お二人とも、人物をお描きになっています。
そして、お二人とも東京の立派な展覧会に入選もした経験のあるかたです。
しかし、今回私のところへアドバイスを求めてやってきました。
実は、かなり描けるようになると、なかなか指導を求めてお願いしますという事が言えないのですね。
だから、今回はある意味で、驚きもあります。
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でも、指導を求めてくると、普段では言えないことが言えるようになります。
やはり、展覧会で批評を頼まれても、ある所で、ブレーキをかけてしまいます。
私が教えている人ではないのだから、これ以上言っては失礼だなと思って、遠慮してしまうのです。
実は、多くの場合は、構図からダメです。それを良いと言われるまでやり直すということは、私の指導をきちんと受けることからやらないとダメなので、ある部分を一つや二つ直したくらいでは、とても良くする自信はありません。だから、言わないで済ますのです。
「正直に言うと、全くダメなんですよね」と言わなければならないからです。
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しかし、今回のようにきちんと指導を受けたいとなると、正直な話ができます。
要するに、全くダメだという話ができるのです。
じゃあ、どうすればいいの?となりますから、では、一から考え方を教えますという事になる訳です。それは、ただ、口で言っただけでは分からないから、一緒にやってみましょうということにもなります。まず、テーマと構図を探すことからです。
静物画なら、モデル組みです。人物画ならポーズと服装と背景です。もちろん光の方向が大切です。
風景画なら場所探しです。
正しい答えは、いくつもあります。そして、ダメな答えもいくつもあります。そこから学んでもらいます。
私のダメ出しを何度も経験してもらって、その都度学んでもらうのです。
私が教えるとなれば、この人の力ならこのテーマでも良いとか、この人はこのテーマでは心配だとかいうことが出て来ます。
それによって、良い悪いを判断します。
私は、実は絵画制作の一番大事な部分は、そこだと思っています。
その人の実力に合ったテーマと構図ですね。
いま、私が教えているデッサン会の生徒さんたちは、それをやらされています。
だから、ある意味で、根性がないとやれません。
かわいそうなくらいダメ出しをされて、それでも歯を食いしばって、良いと言われるまでやるのです。
その姿勢で、めげずに取り組む勇気をもってほしいですね。
麓原会のメンバーの方なら、どなたでも私のやり方でやれば、県展入選レベルの絵になります。
後は、「お願いします」という勇気を持てるかどうかです。
私は、高校生に教えているときもそうでしたが、「下手でもいいよ、根性があれば、信じて付いてくる姿勢だけ持っていれば、必ず入選レベルまで持って行ってやるからな」と言っていました。ダメと言われてくじけずに付いてくるハート、それが大切なのです。
私の指導は、インチキではありませんから、大変ですよ。その代わり今まで知らなかった絵画制作の重要なことに気づくと思います。
そして、この指導を3~4年繰り返していると、私が教える部分が段々と減っていきます。
私が話すことが、最初は何のことかわからなかったのが、段々と分かってきます。
だから、今回で5年連続県展入選を果たしたYさんなどは、初めは、「ええーー、そうなんですか?」という驚きの声が多かったのですが、最近は、「そうですね、私もそう思っていました」という反応が多くなりました。
もう、私の言うことを予想さえできそうです。
そして、人によってですが、初めての時は、私が一部描いて示すこともありますが、2枚か3枚めになると、もう私が絵に手を触れることはありません。元々最初から一度も触れてないという人もいます。
描いて示す場合でも、ほんの一部やり方を示すので、それを真似してやってみてくださいと言いますから、99パーセント本人が描くのです。また、完全に完成の状態には部分といえども描いてやりません。必ず、他を描き進めると、その状態では物足りなくなりますから、その部分をまた、本人が描かざるを得ない訳です。
指導者としては、いらいらします。しかし、それは仕方がありません。本人が自分の力で描いたと思えなければ、実力が付かないからです。
私の生徒さん達が、あまりに大勢県展に入選するので、誤解する人がいます。
先生が描いてやっているからだと、高校生に教えている時もそのような誤解を受けましたが、私は大まじめで、インチキをしないでやってきたのです。
それをやっていては、私が身が持ちません。60名以上の生徒がいたのですから。
だから、疑いをもたれる方は、ぜひ一度私の指導を受けてみてください。
私のアドバイスを受けている人たちが、いかに大変な努力をしているかお分かりになると思います。
そうだ、通信指導のTさんが証明してくれていますね。私は指導として一度もお会いしてないのです。
アドバイスは、ほとんど言葉です。メールの言葉だけのアドバイスであのような絵をかけるようになりました。
どなたでも、多少時間の差はありますが、上手くなります。
騙されたと思ってやってみませんか。そうです、騙されたと思う事が重要です。
頭をからっぽにしてください。良い意味でバカになってください。
そうすれば、誰でも描けるようになります。
そう言われて、その通りにしましたという方が、人形を描いたデッサン会のNさんです。
むしろ、そう言われて気楽に取り組むことができたとおっしゃっていました。
初めの県展は落選しましたが、めげずに挑戦して、もう3年連続県展入選を果たしました。
麓原展でも、特選を取りました。すごいですね。
これも、一つの勇気です。「お願いします」という勇気です。
その一歩が踏み出せるかどうかですね。