絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

人物画の指導

2011-07-27 | 絵画指導
一か月くらい前から、人物画を描かれている二人の方に油絵の指導を始めました。

私の指導は、まずテーマと構図ですから、それが上手く行くまでは、絵を始めさせません。

今回は初めてなので、私と二人の三人で、モデルさんを読んで、構図の研究をしました。
そして、この構図を決めました。写真はたくさん撮りました。もちろん私のアドバイスですから、あまり無茶苦茶撮らずにある程度早めに良い構図になりました。しかし、それでも20枚くらいは撮りました。その中から良いのを選び出し、最後は自分で描いてみたいものを選んでもらいました。

それが、これです。

 

左が、Fさんで、右がMさんです。
どちらも良い構図だと思いませんか。二人が選ばなければ、私が描くつもりでした。
Fさんの構図は、右下にカラフルなスカートが置かれています。それが、まだわからないので、右側が抜けていますが、これからそのスカートが入ります。
右のMさんの構図は、背景の壁にかかった額がちょっとおかしいので、右側の額の大きさを変えようかと考えています。

今日は、なかなか進まないというので、お宅訪問をして、直接指導をしました。

Fさんの肩から袖を指導しました。



指導と言っても描いてやる訳ではありません。
私の見ている前で、描いてもらい、明暗の差を私が口で説明して、それを実際に描いてもらいました。
分かりずらい部分は、私が紙に鉛筆で描いて示しました。

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Fさんの描き方は、筆を長めに持って、ひょいひょいとアバウトに描きます。
それでは、丁寧な描き方はできないと話し、鉛筆で文字を描くように描いてくださいと言いました。
また、絵具を引っ張る癖があるので、絵具を置いて行くように描いてくださいと話しました。
縦に長い物は、横のタッチで描くようなつもりになるといいですよとも。

絵具を着けては、指で擦ったり、布で拭いたりしました。しかし、絵具が落ち過ぎるので、絵具を着けない筆で上からなでるということを教えました。それで、微妙な絵具の変化を描いてもらいました。

やはり、描いた物にアドバイスするだけでは、このようなやり方は教えられないと思いました。
実際に描いてもらうと、どんな風に描いているのか分かって、どうも知らないととんでもない描き方をしているんだなと思いました。筆を長めに持って、アバウトに描くだけでは、細かい微妙な部分は描けません。
今日は、そのことが分かったと思います。

他の部分もこのように丁寧に描いてくださいと話して帰ってきました。





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さわらび展 明日から

2011-07-27 | 展覧会
本庄第一高校美術部のさわらび展が明日から開催されます。



会期 7月28日(木)~31日(日)

場所 本庄市民文化会館ギャラリー

    28日は、午後から
    31日は、18時まで

    それ以外は、19時まで見られます。

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今回は、私が書いた本ができましたので、新しい「西洋美術クイズ」をご紹介します。
また、いつものように、DVDも並べてみようと思います。

先日のテレビの取材の方もまた来ていただけるそうです。

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私も、なるべく会場にいるようにしますので、久しぶりで会いたい人は、いらしてください。木曜日の午後は夕方から行きます。(児玉のセルディでデッサン会があります)
土曜日は、11時ころから行きます。金曜と日曜はかなりの時間会場にいられると思います。
コメント (2)
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