昨日は残業の為、やや遅れて自然ガイドのミーティングへ
それが終ってからはアカコッコ館で行われている写真展「アーカイブ三宅島2008」を
見てきました。
火山部門と古今の三宅島部門の2つに分かれて島内外問わずたくさんの方々が
出展しました。suggerも出展させてもらいました
モノクロ写真が続々と展示され、昭和初期の貴重な写真も
まだ神着村、坪田村など各集落が〇〇村の時代の写真などがたくさん!!
(現在は三宅島三宅村〇〇と地区名には村が付きません)
年明け2月ごろまで開催されていますのでぜひご覧下さい
とにかく必見です!!
そして、こちらも只今開催されている穴原甲一郎さんの絵画展「三宅島の風と光と水」です
去年まで三宅島中学校の教諭だった穴原さん。
教諭として赴任されてから島在住歴28年。三宅島に住む、suggerの大大大先輩です。
今年から絵画の製作に専念され、三宅島を写真より忠実に描き続けてらっしゃいます。
こちらは「迷子椎」
ちょっと角度はちがいますが、この椎の木が迷子椎です。
この絵たちは今年製作された新作なのですが、号数はかなりデカく見ているだけで
穴原ワールドへ吸い込まれていきます。
2000年噴火により山枯れが進み、スダジイなどが枯れてしまい、白樺のようになった
景色も、このように描かれることで自然が作り上げた芸術がリアルに変りました。
私は、穴原さんの作品で自宅のお風呂の黒いタイルに水滴が付いている作品が
個人的に好きなのですが、写真みたい実に忠実なのですが、
穴原さん曰く・・・
穴原さんのコメントより一部抜粋
『私の絵はよく「写真みたいだ」と言われますが、自分で見、感じた色や形、そして
印象や感覚を表現しようとしているので、写真と似ていると思われる部分も
ありますが、むしろ写真よりも人間の目に近い表現を試みているだけです。』
私には全くないセンスなので、芸術家としてのプライドとポリシーを持って表現者である
穴原さんはまさにアーティストです
この絵画展は阿古地区にある郷土資料館特設会場で今月いっぱいまで開催されて
いますので、ご来島の方や帰省のみなさんは是非ご覧下さいませ