散文:海の岩屋に坐りたい 2020-12-26 10:20:00 | 散文うたかたの記 昨日夕方の西の空、落日直後の夕焼は空を焦がすように燃えていた。いつもと同じ光景だが昨日とは違う寄せ植えビオラの花が6つ開花していた遅々とした歩みを見るのが愉しみになりぼくも遅々とした歩みでじーさんになる。暁天に坐る朝は真正面から直射日光を受ける眩しさに半眼の目を閉じれば橙色の瞼のなかに雑念が浮かび目玉をぎょろぎょろさせて安定を探す。そのうちおでこが熱くなる陽よけのために前髪を落とすと痒くなる独座大 . . . 本文を読む