講談社 ISBN978-4-06-513131-2堅表紙装丁、紙カバー&帯付き、全301頁、税別2700円気になる本は興味深く読む。第1章:時を彷徨う中で ・震災、鳴子温泉ブッククラブ24 ・博多、陽水の曲へ28 ・入院、命の静止点に始まる32 ・偶然、オーディションに来たサラサさん34 ・時限、作家たちの終わらせ方39 ・余白、不寛容な時代と「最後のニュース」44第2章: . . . 本文を読む
今日の夕陽太陽が四角いアンテナ塔にどストライクで入る日を待っている、明日あたりかな?今日はアンテナ塔の右側に落ちた。名著や名の売れた作家の本ではないが大切にしている。ぼくが云う大切とは、ボロボロに擦り切れるまで読むということで、書架に飾っておく本ではない。jobの最中とかブログを書いているときにふっとアタマをよぎるフレーズや言葉が出てくると、その出自と出典やサワリの文章を知りたくてうずうずしてくる . . . 本文を読む
毛虫って大食漢なんだよ柔らかそうな葉の裏にいる野鳥に狙われないよう人の目に触れぬように。ぼくのバイブル本3冊のうちのひとつがこれ。長田弘著「アウシュヴィッツへの旅」中公新書№316 1295-072316-4622 380円最後のページに鉛筆で走り書きしてある、昭和49年5月に初版本を買い昭和58年1月に紛失した。それから4か月に渉りあちこちの本屋を探し回り、昭和58年5月16日町田の有隣堂で見つ . . . 本文を読む
長年webで見ていた掃苔録が何年か前に上梓されたのは知っていた。たまにしか見ないものだし、資料としては山田風太郎著の臨終図鑑が1~3まであるので、さしあたって必要はないと思っていた。定年退職後の数年で自分の体調にかげりが出てからというもの糸瓜忌や桜桃忌などのイベントに出向くことがなくなり、若いときに傾倒した作家や歌人たちの命日は自宅で香を焚き思いだすことが供養と思っていた。ここ数年来、早々と泉下に . . . 本文を読む
ISBN978-4-7630-1330-9 初版2014年2月6日 求龍堂発行布団の中で目が覚めて、あくびしながら横を向いた。二度寝のかまえは目があかないとき、眠くて眠くてまわりがかすんで見える。
要塞のような積読本(つんどくほん)背表紙の一冊が気になった。数年前に遠来の友が送ってくれた。栞と一緒のメモに達筆で「お前の好みだろ」と書いてあった。
「確かにそうだ」と口に出す前に、そのメモの達筆の . . . 本文を読む
鳥を見ると撮りたくなるのと同じで本でもチラシでも活字を見ると読みたくなる。月に10冊~15冊の本を読む。仕事用の資料を含めるともっとになるけど、義務感で読むのは右から左に流れて記憶に残らない。
小説を読めなくなってもう20年くらい経つ。では何を読むかというと、好きなのは人物評伝のたぐいで次にルポルタージュ、近代詩集、漢詩唐詩、エッセイ、雑誌、週刊誌、機関誌百科事典、専門誌、論文etc.
K . . . 本文を読む
真っ赤に色づいた楓2010/11/28 裏山にて
今は東向きの和室に布団を敷いて寝ている。去年まで北向きの洋間だったけど、エアコンがないから夏は暑い窓をあければ国道を通る車の音が深夜までうるさい。今年の暑さに耐えかねてエアコン付きの和室に寝たらまあ快適、それ以降ここに住み着いた。枕元にペットハウスとPC、その横に本を積み上げスタンドを置く。最初のノーパソは3日でボツ、寝ながらTVを見たい欲求 . . . 本文を読む
〔般若心経〕とのご縁を結んでくれた本
BS日本風景遺産〔神と仏の里・国東半島〕に見とれていた。今年6月に急逝された松原哲明老師(70歳)が若き日の修行に国東半島を行雲流水の行脚(あんぎゃ)の旅をした。
九州大分は遠いそれでも必ず訪れようと思いを新たにした。明治政府の最大の誤算「神仏分離の廃仏希釈」により、悠久の歴史を地元と共に紡いできた六郷満山の始祖、宇佐神宮の大寺が失われた。残された礎の . . . 本文を読む
一寸の虫にも五分の魂是々非々を 世界に問えぬ カンとセン海保の気骨に 五里霧中
「日本語のカタログ」 著作:谷川俊太郎ちっともおもしろくないし、わけのわからない本。「詩人が選んだ日本語の、自分だけのイメージカタログ」、だからこれでいいかもしれないと思いつつ最後まで読んだ。そして分かった。この本このまま一冊が谷川俊太郎の「詩」なんだと気がついた。そう気づいて読み返せばなんとも味がある . . . 本文を読む