睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

BSNHK103で放送された「その路地を右へ~森山大道・東京を撮る(2009年)」・雪が舞う品川

2020-01-18 13:59:23 | ひびつれづれ

時計が止まっているような静かな朝だった。
たっぷり二度寝から起きて、
山の家の防犯カメラを見たら初雪が降っていた。




品川の午後1時半はうっすらと雪が舞っている。
ベランダの60㎝テーブルの回りをシートで囲って
作った簡易テントの中にビオラとシクラメンの鉢を
入れた。テント内の温度は4℃~6℃をキープ。

素足でベランダを歩いたらひぇーっ。
熱い珈琲を淹れてこれから録画を見る。
BSNHK103で放送されたBSプレミアムカフェの
「その路地を右へ~森山大道・東京を撮る(2009年)」

いつ見ようか楽しみにしていた。
こんな日に見ようと取り置きしてたのかも。
森山大道氏1938年生れ81歳、現役著名な写真家。

初めて氏の写真を見て心奪われたのは青森県三沢
基地の近くで撮った野良犬の写真。
米軍基地から本国に戻る家族から捨てられた犬、
その瞳に映る恨みや諦めや切なさに心が疼いた。




写真のことはまったく知らなくても、
強く感動したことが過去にも何回かある、
偶然なのかそのどれもがモノクロームの写真だった。
モノクロームの写真には訴える真実みたいなものが
備わっているのかも知れない。

寺山修司や唐十郎、「地雷を踏んだらサヨウナラ」の
一ノ瀬泰三氏などを思い起しながら見終わった。
まさに昭和が詰まっている人だった。
長生きしてほしい。








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2 コメント

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物語る (アナザン・スター)
2021-01-19 14:05:46
写真には、撮影者の想いがあり、それを観た人に個々に異なった言葉で染むのだと思えます。睡蓮さんの撮ったのにも、わたくしにはそんな風に感じますが…
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好奇心の赴くままに (睡蓮)
2021-01-19 14:58:08
自分が感動したことを写真に具現させたい、
百聞は一見に如かずの写真を見て欲しいとか、
常にメッセージ性のある写真を撮りたいと思う。

写真は待つことに尽きるかな、
自分が思い描く絵の構図になるまでひたすら待つ。
そして簡単には撮れない写真を撮りたいと、
生意気ながら、好奇心の赴くままに。
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