睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

今日の夕陽はステキ・一日10本のモクと5杯の珈琲・北風とビオラ鉢

2019-12-13 18:09:22 | 陽は昇り陽は沈む 空と月と太陽と



上に昇る天使の階段と下を照らす天使の灯り...なんてね。



上下の雲にはさまれて、太陽は雲の中に消えた




ぼくはベランダに出るとき、
真冬用のダウンコートを着てファスナーを上まで上げ、
ボタンを襟のところまで全部止める。
そしてフードをかぶり顎の下でヒモを結んで準備完了。

低反発クッションを2枚重ねたガーデンチェアに座り
おもむろに内ポケットからセブンスターを取り出し、
防風用ロングライターで火をつけてにんまり。

タバコ1本吸うのに大袈裟すぎないか?
そんな声が聞こえてきそうだが、
これはぼくが編み出した節煙対策のひとつなんだよね。

最近はこのめんどくささに快感を覚えるようになって
用もないのにベランダに立つ、
これに望遠レンズを構えたら怪しいおっさんになる。

キッチンの大型レンジフードの下で吸えばいいのにと
云われるけど、キッチンドリンカー亜流モク中みたいな
気がしてなんとなくイヤかな。

吹きっ晒しのベランダで寒さに震えながら吸うのが
いいんだよ・・・COPD何するものぞと思ったり、
まったくしょうもない、
どうせならバカはなんとかと・・・虎造さんに云われたい。

一日10本のセブンスターを吸い一日5杯の珈琲を飲む。
賢治が見たら「なんと不埒な」と思われそうだが、
信仰に捧げる思いはそれほど負けないと思う。

そういえば同人仲間とよく岩手に遠征に行った。
もう何十年も前の話しだけど、
酔った勢いで賢治の詩を朗読したことがある。
現地の仲間の訛りがリアルで聞き惚れたりして、
みちのくはぼくのこころの故郷でもある。

R45号線を走ったときの熱い思いがある。
寒さにふるえながらベランダにいると走馬灯のように
懐かしいことばかり湧いてくる。


9Fペントハウスに吹く東風(海風)ははんぱじゃない。
厚木の8F最上階なんぞは可愛いもんよ。
頑丈なコンクリート土台に設えた堅牢なアルミ製
物干し台を転倒させるくらいの突風が吹く。

ビオラ・シクラメン、寄せ植えの3つの鉢がわが家にきて、
最初はルーフバルコニーの東側に置いたけど、
強風に晒される花が可哀想で、3方頑丈な塀と屋根が
あるベランダに移動させた。

ベランダはぼくの部屋専用で出入り口はひとつしかない。
2畳弱の空間にエアコンの室外機と60㎝角のテーブルと
2脚のガーデンチェアが置いてある。

夕方になるとシクラメンは部屋の中に移動して、
ビオラ鉢はテーブルの下に置き、ビオラの寄せ植えは
ガーデンチェアの下にすっぽりと収まる。

これは夜に吹く強い海風と突風対策のため。
やまんばさんが鉢をあちこちに移す気持ちが分かる。
ぼくは3つだけだから、たいしたことないけどね。

これ以上増やさないようにしないと、
花も生き物だから。

エアコンの暖房いれるとコンプレッサーが風を生む、
せまいベランダだからエアコンは使わないことにした。
フリースの上下にダウンベスト着れば大丈夫、
おまえらのためならなんのその。ほんとだよ。


甘い物制限されてるのに土産に買ってくるとは、
これいかに?
一日1個、ちびちび食せって意味だとおも。

また明日。





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