半年前に再婚した友人がつい最近3度目の離婚をした。
病めるときも健やかなときも死が二人を分かつまで...
究極の愛を誓う教会での結婚式はムチャぶりだったね。
仏前ならワケワカメ的祝詞で言質を取られないものを。
離婚は果て無きエナジーを消耗する。
いちど泥沼に陥ったら最後、首までつかる至難の道なのに、
なんで何度も離婚するかなあ、
おれみたいに✖1で収めるのが利口ってもんだと思うがな。
夢追い人はしょうもないと呆れながら、
男と女の秘めごとに情熱を傾けられる彼が少し羨ましい。
だが、証拠を握られ言い訳の余地がない状況のままで
妻を放置したのは由々しきミステーク...潔く断罪せぇ!
と言ったら離婚しやがった。
土下座でもすればいいのに...それができないヤツなんよ。
いるんだね、
生粋のドンファンタイプが。
男と女の情愛は永遠に鮮度を保つものではない、
10年もすれば異性愛は家族愛に変化していくのを
どうしても容認できない人がいる。
彼の取柄は生来の優しさ、真面目で勤勉、夢を語る言葉、
それとおれら仲間たち、それだけで充分だと彼は云う。
きれいごと過ぎないかと茶化す。
彼の性分は死ぬまで治らない、たぶん。
そんな彼に更なる女ったらしのウデとオノレを知るために
賈宝玉を学べと「新訳紅楼夢」を差し入れた。
今度は小金持ちできれいな後家さんをたらしこめな。
いまの自分には縁遠い話しながら、
現実は韓流TVドラマを見ているよう、
魅力的な人間は見ているだけでも面白い、
主人公になれないわずかな口惜しさを込めて。
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