睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

ひとみしり・多くの人に読んでもらえなくていい。

2020-09-23 13:39:00 | ひびつれづれ



ぼくはネットの人見知りが激しい。
検索で個人のブログにたどり着くことはあるけれど、
たとえgooブログでも知らない人のブログはいかない。

このブログにあしあとが残っているときは
お礼をかねて折り返し訪問している。

身勝手は承知してるから、それでよいのだ。
ランキング・リアクション・ハッシュタグを
めんどいと感じているうちはこのままで。

多くの人に読んでもらえなくていい。
毎日のようにここを訪れる人の胸のうちにある
その琴線にぽろっとでも触れられたらそれで満足。
ちいさなシアワセがいいんだよ。
あの人、この人と実感できるのはステキなことだ。
(含dpnt)

そうそう、
昨日、訪問したブログを読んで感動した。
玄関で彼女の帰りを待っていた愛犬を思いがけずも
その場で看取られた彼女は、深い愛情を淡々とした
筆致に込めてお別れの文章を書いた。

ぼくは自分の愛犬が旅立ったような共鳴を感じ
思わずワンコの名を呼び捨てにするくらい心に
迫り、響いた。

彼女んとこに簡単なコメントを置いてきた。
これとて慣れないことで手が震える思いがした。


寺内タケシが弾く「雨降りお月さん」みつけた。
はぁぁここにあったんだ、なる。
自分ながらそのチョイスがよく分かるww

寺内は山あり谷ありの人生を豪快に渡り歩き、
どん底に落ちるたびに不死鳥のように甦ってきた。
81歳になるいまも現役でエレキを弾いている。
まさに職人。

何度きいてもいい。
邦楽を思わせるアレンジに確実なピックさばき、
これをきくと思いだすことが多すぎる。


「雨降りお月さん」大正14年
作詞:野口雨情
作曲:中山晋平

雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
一人で傘(からかさ) さしてゆく
傘(からかさ)ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴つけた
お馬にゆられて ぬれてゆく

いそがにゃお馬よ 夜が明けよう
手綱(たづな)の下から チョイと見たりゃ
お袖(そで)でお顔を かくしてる
お袖はぬれても 乾(ほ)しゃかわく
雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お馬にゆられて ぬれてゆく






秋刀魚はないけれど「 あはれ秋風よ 情(こころ)あらば 伝えてよ 」・デリバリーMENUよりウチメシ・雑文
見出し画像夜の大崎散歩で見つけたテーブルとベンチこの一角だけ闇に浮いて見えた。 デデッポはたまにくるけどヒヨちゃんはこない。うちの周りからヒヨドリの鳴き声が消え......



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2 コメント

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Unknown (takuya979)
2020-09-23 22:12:18
今年2月、史上最強ともいわれる寒波が襲来したモントリオールに出張していました。カナダでも猛威をふるい始めたコロナではなく寒波でロックダウン寸前の吹雪の中、ふと立ち寄った小さなカフェ。凍える体を温めてくれたのは珈琲ではなく、スピーカーから流れてきた寺内タケシの「津軽じょんがら節」でした。薄い珈琲と共に五臓六腑に染み渡りました。
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Unknown (睡蓮)
2020-09-23 22:29:41
真っ白な雪に覆われた吹雪のストリートにポツンと点灯するカフェの明かり、
導かれるように入った店内に流れる寺内タケシの「津軽じょんがら節」...

一服の絵画を見るようにぼくの脳裏に沁み込みました。
太棹の津軽三味線にはないエレキギターの音色はナミダを含んでる。
異国で知る郷愁は薄い珈琲をもっと薄くするかもです。
いいエピソードを書いてくれてありがとう。
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