朝6時はまだ夜明け前
去年の暮れ、
シャンパンを届けに厚木の友人宅を訪れた。
相変わらず奥方はやさしい笑顔で迎えてくれる。
友人にむき出しのシャンパンを差し出すと、
彼はにやっとしながら受け取り奥方に手渡す、
「お高い物を有り難うございます」と礼を言われた。
あれっ、おれ値段いったっけ。
思いを廻らせて分かった。
かなり前に雀友らと飲んだとき、シャンパンを手に
入れるまでのいきさつを得々と話した覚えがある。
ここんちは夫婦仲がいいんだね、
筒抜けなのはうちと同じだ。
彼の奥方は専業主婦の鑑みたいな人で、
家の中は掃除がゆき届き、酒のアテを作るのが旨い。
ここはうちとダンチかな。
愛情の質は変わるもの。
男と女が出逢った時のむさぼるような情愛を経て結婚、
子供ができて家族愛にシフト、子供が独立して夫婦二人
暮らしになると、見飽きた女房と亭主にすきま風が吹く。
ここでギアを切り替えて夫婦二人暮らしを楽しめれば
いいのだけど、そうではない人もいる。
離婚は不退転の決意と膨大なパワーを必要とするから
表面だけを取り繕う仮面夫婦でもいいじゃないかと思う、
特に女性は経済的自立の裏付けがないと難しい。
ぼくは若い時に✖1になった。
もう二度と結婚はしないと思っていたのに、
いまのツレとは自然に寄り添うようになっていた。
ぼくは表札を二枚並べる家に住みたかった。
夫婦だがお互い個々に自立する家庭を望んだが、
内縁関係を許さない諸々の事情があって籍を入れた。
あれから25年、
来月に銀婚式を迎える
これでよかったと心から思う。
晴れの日は洗濯
干し終わったら珈琲を淹れる
今日も良き日かな。
去年は少しそれで苦しんだかな~
今年は賢くギアーチェンジする予定!
距離間・・・大事よね。夫も自分の生きる場所を見つけたようなので安堵。
金魚のなんとか・・・になられた時はぞっとしましたから。(笑)
素敵なコメントありがとう。
ぼくが云いたかったことの全てが入ってる(笑)